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Manachan's World-東京下町日記

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2007年11月02日
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世界中、どの国の出身でも、日本の職場で一定期間働いていれば、誰もがたいてい、「さん」付けで呼ばれます。中国人なら「張さん」、「黄さん」とか、インド人なら「クマールさん」、「スリラクシュミーさん」とか。

いま、私の職場では、日本の誇る「さん付け」文化が、急速な勢いで、インド人の間にも広がっています。たとえば、インドにいるメンバーと、時々に行う電話会議。その場で、インド人が誰かを名指しする時に、「さん」(san)が付けられる頻度が、最近、とみに増えてきました。例をあげると、

"Suzuki-san needs assistance from SreeKrishna-san in this matter..."

それどころか、全く、インド人の名前しか出てこない時でも、最近ではほぼ100%、「さん」付けされるようになりました。

"GopiKrishna-san is thinking both Munshi-san and Sreechandra-san will be able to help..."

正直言って、聞いてて面白い!日本プロジェクトのメンバーでもなければ、日本に一度も来たこともないインド人にさえも、「さん付け」がされるのです。これは、別に我々日本プロジェクト側が要求したわけじゃなくて、インド人が、日本文化の影響を受けて、自発的にやってることなのです。


私はふと、数年前、オーストラリアで働いていた頃、インド人の職場仲間が、こんなことを話していたことを、思い出しました。

「前の職場の仲間は、いま日本の大阪で働いてるんだよ。もう半年になる。だから、彼は”さん”になっちゃった・・・

もちろん、その時は英語で話していたので、彼の言う「さん」の意味が、すぐには理解できなかったのですが、話しているうちに、

「なるほどねえ。大阪で働いているうちに、いつの間にか”さん付け”で呼ばれるようになった、ということを言いたいのね・・・」という趣旨が、呑み込めました、


「~さん」という呼び方は、日本語の語彙のなかでも、最高傑作のひとつではないでしょうか。たとえば、「さん」は女性にも、男性にも使えますし、大人であれば、年齢も問わず誰にでも使えます。

「さん」の使い方には、上下関係が反映することがあります。たとえば、新入社員が、入社3年目の先輩社員を呼ぶときは、必ず「さん」付けするのに、逆に、先輩社員が新入社員を呼ぶ時は、呼び捨てするとか、ニックネームで呼ぶとか・・・。でも最近は、日本のホワイトカラーの職場では、年齢、性別、社歴や肩書を問わず、誰に対しても「さん付け」するところが増えているように思います。

だから、便利なんですね。「さん」は基本的に、誰に対しても使えるし、また、「さん」が付くと、その人の人格を尊重しているようなニュアンスがある。だから「さん付け」は、プロフェッショナリズムと相性が良い。

インド人にも、そこが受けたんでしょうね。だって、英語だと「ミスター」とか、「ミセス」、「ミス」、「マスター」とか「サー」とか、いろんな敬称を使い分けるけど、日本語だと、「さん」だけで済んでしまうから、便利。それに丁寧だし、フレンドリーな感じもするし・・・一度、「さん」の味を知ってしまったら、やめられない。

日本の誇る「さん付け」文化を、世界にもっと広めたいものだと思いました。





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最終更新日  2007年11月03日 00時22分02秒
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