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カテゴリ:オーストラリア
年末年始、シドニー行きの話が、少しだけ現実味を帯びてきました。
もともと、妻の実家のあるケアンズに行こうとして、飛行機の空席が全然なくて、困っていました。でも、シドニー行きであれば、なんとか飛べる可能性があるらしくて、そうすると東京~シドニー、そしてシドニー~ケアンズという二段移動になるわけです。でも面倒くさいし、疲れるし、どうしようかなあ、と迷っていたところ、妻が、 「私もシドニーに行きたい!ケアンズからシドニーに飛んで、現地で待ってようか?」 と言いました。だもんで、「シドニーで、家族水いらずで年越ししてもいいかなあ」、という気分になっています。 ところで、シドニーで何をしたいか?・・・フタを開けてみたら、私も妻も、食うことばっかり、考えていました。 東京では食べられないような、超美味しいベトナム料理が食べたい♪ →だったら、Cabramattaに行くしかない!! 東京では食べられないような、超美味しくて分厚い熟成ステーキが食べたい♪ →肉をガッツリ食べるのなら、Parramattaが一番!! 東京では食べられないような、超美味しいレバノン料理が食べたい♪ →じゃあ、Lakembaに行くっきゃない! 東京では食べられないような、超美味しいイサーン(タイ東北部)料理が食べたい♪ →じゃあ、Fairfieldに行くか!! バーベキュー味のコーンナッツと、ホムス(ヒヨコ豆のペースト)をまとめ買いしたい♪ →Harris Parkの商店街に、買出しに行こう! というわけで、シドニーでも西のほうの地名ばっかり出てきたわけです。でも妻はおかしなことに、泊まる場所だけは西郊じゃなくて、シティ(都心部)にしたいそうです。もしそうなら、シティから毎日、電車に乗って西のほうのレストラン(じゃなくて、安食堂)に繰り出すという、ライフスタイルになるんだろうな。 それにしても、うちの奥さん、シドニーの西のほうに住んで、2年半にしかならないのに、ずいぶん、「西の文化」に染まってしまったようで・・・それまでは、「あんな小汚いところ、私は絶対に住まないよ!」なんて言ってたのにねえ。 それはさておき、シドニーの東西南北のなかで、「西」エリアは一番、人気がない。常にネガティブで、ダーティーで、ブラックなイメージが、つきまとっている。一度も行ったことないくせに、「西のほうは治安が悪い!」なんて、物知り顔で言ってる御仁もいるほどです。よくある批判のなかに、 「西」の街は、潤いや文化が感じられない →まあ、他の地域と比べれば、そりゃそうでしょう。西の住民は、あんまりお金持ってないし、公共投資もロクにこなくて、冷や飯食ってる地域が多いし、それに、「街をきれいにしましょう」みたいな標語を出しても、英語読めない住民が多いから、機能しないんですよね。でもベトナム語とかアラビア語、トルコ語とかで書いてくれれば、分かってくれる鴨。 「西」の街は、雰囲気がコワイ! →まあ、そう感じる人もいるかもねえ。西のほうの街を歩いてるのは、いわゆる白人さんじゃなくて、ハクション大魔王とか、アリババみたいな顔して、水タバコ吹かしてたりするし、また店の看板も、英語じゃなくて、どの国の言葉なのか分からないような文字で書いてあったりするし・・・私はそういうの、楽しいと思うんだけど、なかには恐怖感を覚える人も、きっといるんでしょう。 しかし、「色の白いは七難かくす」といいますが、シドニ-西エリアは、 メシが安くて超うまい!! という素晴らしい長所があります。少なくとも「食」に関しては、シドニーの東と南と北が束になってかかってきても、「西」には絶対にかなわない。だって、西で食べるものは、世界各地から移住してきた人たちの「ソウルフード」。そう、魂の食事なのです。だから、満足感が違う。「本当に美味いものを、力いっぱい食った!」という満足感がある。 これが、100の欠点を全て覆い隠して、余りあるほどの魅力となっているのです。少なくとも私と妻にとっては・・・。 というわけで、シドニ-に行くことになれば、やっぱり西エリアで食べ歩きをいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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