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カテゴリ:オーストラリア
私は以前、オーストラリア・シドニーで暮らし、当地で買った不動産をいくつか残してきています。だから、当地の不動産価格情報は、ネットを通じて時々チェックしています。
シドニーでは、1996年頃から不動産ブームとなり、オリンピックが終わった2000年以降は、特に価格が急騰して、一時期「バブル」と呼ばれました。2003年の終り頃に、ついにピークを打ち、その後は沈静化しました。あれから3~4年の間、シドニーの不動産価格はジリジリ下がるか、せいぜい横ばいという、静かなマーケットが続きました。 それが今年の前半あたりから、再び活況を呈してきたようです。Home Price Guideを見る限り、シドニー都心部や、住宅地としてのイメージの良い近郊地域Eastern suburbsやLower north shoreで上昇が続いたのを皮切りに、最近は庶民が暮らす西部郊外にも、上昇機運が徐々に波及してきたようです。 私が以前住んでいたエリアは、シドニー都心から22kmも離れた西の郊外で、住宅地としての人気はさほど高いわけではありませんが、パラマタ副都心に隣接するため生活利便性は高く、治安上の大きな問題もなく、総合評価としては「まあまあ」の住宅地と思われます。そこでは2003年のバブル絶頂期と比べても遜色ない価格で、住宅が取引されるようになりました。 たとえば、うちから歩いて3分の、Gore St.の一戸建て。土地面積はやや狭め(446平米)ですが、きれいに改築され、モダンな4ベッドのファミリー向け住宅に仕上がりました。ここは67万ドル(6700万円)の値がつきました。そのほか、うちのすぐ裏にある、Thomas St.の物件(土地651平米付き)も、最近63万5千ドル(6350万円)で落札されたようです。 思い起こすと、2003年。バブル絶頂期に近い頃、似たような立地で、似たような条件の家が、61万ドルの値がついたのを覚えていますから、今はすでに、「バブル絶頂期に追いついた」感があります。まだまだ、上がるでしょう。「バブル超え」は確実と思われ・・・しかし、住宅ローン金利が、すでに8%になっているというのに、皆さんよく買えるよなあ。 私の家は、今年3月、友人に売ろうと思ったけれどタイミングが悪く、結局成約できなかったのですが、それで良かったかもしれない。もう少しホールドして、値上がりするのを待って、売り抜けよう。 ところで、偶然みつけたこのサイト。すごいですねえ。住所を入力したら、自宅付近の航空写真画像が出てきて、それぞれの家の最新の売買履歴と、その価格が出てきます。もっとすごいのは、敷地に何があるかさえ、分かってしまう!うちから二軒隣りの家が、いつの間にか、庭にプールをつけたのが、一目瞭然でした。オーストラリアに住んでいる人は、このサイトで遊んでみましょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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