真夏のトモミ

数年前、糖質制限をしていた。
その時は、ダイエットということでやっていたのだけれど。
そして、確かに体重は数キロ落ちた。
けれど、時が過ぎ、いつの間にか糖質の誘惑に負けて食べるようになっていた。
そして体重はリバウンド。
太っていることは、諦めの境地で受け入れた。

やっぱり糖質はとても麻薬性があり、食べたときの恍惚感はたまらなかった。
特に私はお米とお蕎麦が好きで、グルテンフリーはやっていたけれど、お米なら良いというルールでケーキも手つくりして食べていた。

ところが、最近、花粉症があまりにひどく、辛い日々になってしまっていた。
ビタミンDが花粉症に効くと聞いて、試したりしていたところ。
お米を食べた直後に花粉を吸ったわけでもないのに、くしゃみを連発したことに気がついた。

…もしかして、お米が花粉症の原因かも？
思えば糖質制限していた時は、花粉症がこんなに辛くなかった。
もしかして、今年はお米をたくさん取っているからこんなに花粉症が辛いのかも…。

となれば、試してみるしかない。
次の日から、糖質制限を再びやってみた。

とはいえ、夕食にご飯がないのはとても辛かったので、ご飯代わりに糖質ゼロビールを飲むことにした。
それだと、たいして苦労もなく、ご飯をカットすることができた。
おかずは肉・魚・野菜でお腹を満たした。
調味料の糖質については、気にしないことに。

そして数日過ぎてみて…。
くしゃみの回数が劇的に減っている！
そして、喉もかゆくないし、鼻もつまらない。
やっぱり糖質制限、効果があるのは間違いない。

とはいえ、やっぱり糖質食べたい～！となり、春雨を食べてみたら…。
その数時間後から、頭痛がしてきた。
寝れば治るかと思って、無理やり寝てみたけれど。
朝になっても頭痛は治っておらず、結局、鎮痛剤を飲むしかなかった。
結構、頭痛は長く続いたから、正直糖質を食べるのがもう怖くなってしまった。

穀物というか、澱粉自体がダメなんだろう。
砂糖はそもそもダメだったから、やっぱり糖質はほとんど全部無理だ。
あ～…悲しい。

今まで、玄米菜食か糖質制限食か、どっちが理想の食生活なのだろうと迷っていたけれど。
これで結論は出た。

私には糖質制限食が合っていると。
もちろん、人それぞれ違いがあるのだから、みんなに合っているかはわからないけれど。

花粉の季節でなければ、糖質も少量だったら大丈夫なのだろう。
でも、やっぱり私には合っていないのだろうな。糖質。
どうしても甘いものが食べたければ、エリスリトールとかで手作りするしかないのかも。

ちなみに、乳製品もあまり食べないようにはしていたのだけれど。
コーヒーにクリープ入れて飲んだら、目がかゆくなった。

うーーーん。
クリープは乳糖が入っているから、糖にも反応しているのかもしれないけれど。
あまり乳製品も良くはないのだろうなと思う。
とはいえ、何もかもダメでは私には厳しいから、時々は仕方ない気はする。

でも、花粉症の症状がほとんど無くなったのは、やっぱり糖質制限の効果だろう。

現代人は、糖質の取りすぎらしいから、これで良いのかもしれないけれど。
ちょっと寂しい私である。

とはいえ、身体が楽なことには代えられないので。
糖質制限は続けていくつもり。

花粉症で本当に困っている人は、この時期だけでもやってみる価値はあるのでは？

糖尿病の人もかなり増えてきているとのニュースもあったし。
どうしても糖が主体になってしまう日本の食生活。
カレーライス、カツ丼、牛丼、焼きそば、おにぎり、サンドイッチ、お好み焼き…etc
美味しい物って、ほとんど糖質主体。

なんでも食べられる人がうらやましい限りだけれど…。
私がそういう人ではないのは、もうよくわかっていることで。
糖を控えていると、霊にも強くなるってことはわかっていた。
それが断ち切れなかったのは、私の弱さ。
ずるずると、快楽に酔っていた。

良い機会だったのかな。
花粉症。

今日からまた、心新たに糖質制限、頑張ってみよう。