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2005.01.27
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昨日の日記で、インフルエンザはまだ流行ってないなんて書いたら、いきなり今日になってブレイクした。
と、言ってもまだ局地的だ。僕の住む町の公立保育園の子供達が主な患者。全員B型だ。

普通は先にA型が流行るんだけどね。
患者さんの半数はワクチン接種をしていた。
子供は免疫の付きが悪いのと、学校や保育所のように閉鎖的かつ接触が濃厚な空間では、周りに患者が沢山居ると、ワクチンをしていても高いウイルス濃度に負けてしまうんだろう。
保育所は親が働いているので、少しぐらい調子が悪くても無理をさせがちだし、熱が下がれば直ぐに連れてくる事が多い。解熱してもしばらくはウイルスを排泄するので、熱が下がって2日は休むように決められて居るんだけどね。
やっぱり学校や幼稚園、保育所などは集団接種が理想だと思う。

B型はA型に比べて症状がややマイルド。
朝になったら37度台まで熱が下がったりすることも多い。
消化器症状も伴いやすいと言う。
何人か経験すれば後は芋蔓式である。
テストで陽性なら間違いないが、陰性でも否定は出来ない。
状況から判断するのが大事。


今日はビデオを紹介。

春になったら~子供の物語にあらず。

この作品は2つのパートからなる。
前半は、19歳の少年が作ったアニメである。
少年の名前はティムール・オズダミール。チェチェン生まれの少年だ。第一次チェチェン戦争の結果、チェチェン各都市とアゼルバイジャン、イングーシを転々と彷徨う。
第二次チェチェン戦争の激化に伴い、アゼルバイジャンの母親の元へ向かおうとするが、チェチェン人であると言う理由だけで逮捕投獄される。その後見ず知らずのロシア人飛行士の機転で救出され、アゼルバイジャンで母親と再会を果たす。近年PCを覚えて初めて取り組んだ作品がこの「春になったら」である。

アニメと言っても、宮崎作品のような精巧な作品ではない。
保育所の子供が描いた絵のようである。
そう思っていたら、それもそのはず、この作品は1999年秋に始まった第2次チェチェン戦争を目撃した子どもたちの描き残した膨大な絵を元にアニメ化したものだったのだ。






  私は世界中いろんな古い町、綺麗な町を見てきたが、
  グローズヌイみたいに素晴らしい町には
  出会ったことがない。
  あれほど美しい花園には
  巡り会ったことがない。
  歌よ飛べ 、歌よ飛べ、全ての山々を越えて。
  歌よ飛べ 、歌よ飛べ、すべての人々に伝えておくれ、
  私たちの町の暮らしを!

こんな風に唄われた美しいチェチェンの街、田舎の草原、そして自分たちの家、家族が天然色の鮮やかなカラーで描かれる。バックに流れるのはコーカサス地方のもの哀しく美しい音楽だ。

ある日一機の飛行機がやってくる。空から落とした何かは空中で黒い花のように広がる。爆弾だ。
炸裂した爆弾で街は壊れ、空は曇る。天然色の美しい色彩が突然黒と灰色と茶色で覆われる。時々花のように咲く赤い色は人間から流れる血、そして街に燃え上がる炎だ。

地下壕の中で少女が聞く。
「お母さん、戦争はいつになったら終わるの」
「春になったらね・・」そう母親は答える。
春になり、木々が芽吹き、再び蝶や虫や鳥が飛び交う。
そんな夢のような風景でこのアニメは終わる。

2003年秋、ティムールはアムネスティの招きで来日。
全国で講演。新潟の有志によって、その才能を伸ばそうと新潟のデザイン専門学校への留学が実現した。


その少年ティムールの母であり、チェチェンの独立派政府外務省広報官、文化省映画担当事務官を務めたザーラ・イマーエフが亡命先のアゼルバイジャンで、チェチェンからの難民の子供達の証言を納めたのが後半の「子供の物語にあらず」だ。

冒頭、その子供達の一人、可愛いハシミスちゃんが唄う。

  私は世界中いろんな古い町、綺麗な町を見てきたが、
  グローズヌイみたいに素晴らしい町には
  出会ったことがない。
  あれほど美しい花園には
  巡り会ったことがない。
  歌よ飛べ 、歌よ飛べ、全ての山々を越えて。
  歌よ飛べ 、歌よ飛べ、すべての人々に伝えておくれ、
  私たちの町の暮らしを!

  グローズヌイの町は、灯火に彩られ
  窓辺には、我が家の幸せが灯る。
  スンジャ川の川面には、波がたち、
  優しく白波が砕けている・・・
  歌よ飛べ 、歌よ飛べ、全ての山々を越えて。
  歌よ飛べ 、歌よ飛べ、すべての人々に伝えておくれ、
  私たちの町の暮らしを!


だが、その歌のバックに映し出された現在のチェチェンの町並みにはこの歌で唄われた風景はみじんも無い。
徹底的に破壊され尽くした町並み。
あちこちに放置された死体。飛び散った脳漿、手足の、そして首の無い死体。恐怖で逃げまどい、肉親の死に泣き崩れる人々。

運良くアゼルバイジャンの難民キャンプへ逃れられた15人の子供達が、祖国について、戦争について、戦争からの避難生活について、ロシアについて、そして自分の将来について語る。

なんだチェチェンのデマゴーグだと言われるかも知れない。
確かにそうだ。
しかし、私たちの元に届いてくるこの戦争に関する情報は、ロシアの大本営発表が殆ど全てなのである。
現在厳しい報道管制がひかれて、ジャーナリストがチェチェンの中に入るのは並大抵の苦労ではない。


スマトラ沖地震の被害者は20万人を軽く越えた。
実はチェチェン戦争の犠牲者も20万人を越えている。
人口100万人にも満たない国で20万人が死んでいるのだ。
その多くは国を支えるべき青年、成年の男性だ。
テロリストを掃討すると言う口実のもと、10歳以上の男性は収容所へ連行される、そしてその約8割が拷問の末殺されている。運良く帰って来れた者の大半は身体障害者になっている。そして、人質の身請け、さらには死んだ者の死体の引き取りにも法外な金銭を要求される。

男が少なくなった国家では、夫をそして子供を亡くした女性達がその身体に爆弾を結びつけてテロの一味に加わると言う哀しい連鎖が発生している。

これは国家的テロ、ジェノサイトではないのか?


このインタビューのラスト近く、アスランと言う少年は身も凍るような言葉を言ってのける。
「僕は小さなロシア人の子供達が嫌いだよ。彼らは大きくなったら僕らを殺しにくるんだから。だからみんな殺しちゃうべきだよ・・。」

もちろん、どちらの立場に立って見るかで物事の見方は変わってくるだろう。どちらの陣営も、相手の非をあげつらうだろう。
しかし、あまりにもチェチェンの情報が入ってこない現在、このビデオに収録されている重く苦しい事実(で、あろうこと)は僕の目をとらえて離さない。


~この作品は通販あれこれでしか入手できないらしいです。

DVDとVHSビデオがありますが、DVDはDVDーRなので、再生の機種によっては見えない場合があります。
僕は当初DVDを買いましたが、我が家のビクターのDVDービデオでは読みとれませんでした。そんな訳でVHSヴィデオに換えて貰いました。

チェチェン紛争について知りたい人は
チェチェン総合情報が参考になります。











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Last updated  2005.01.28 07:09:11
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