伝えたいことが伝わらない。
この言葉を聴くたびに、思います。
なんとか、力になって差し上げられないものか、と。
そして、伝えたいと思っている本人に尋ねます。
なぜ、それを伝えたいのか。
なぜ、それに魅せられた自分がいるのか。
そして、それを尋ねると、答えられない人がいます。
プレゼンテーションって、
自分が魅せられたときのことを、
自分のストーリーとして語り、
魅せられた後の自分の選択と結果を話すだけ。
魅せられたとき、その心が、
大志を抱くような心境だったのであれば、
志の高い相手に、その思いは、必ず、伝わります。
『魅せて、見せる。』
この順番を逆さにして、
『見せて、魅せよう』とすると、
伝わりません。
『見せて、魅せよう』とする人は、
プレゼンテーション用の道具を駆使して、
いかに、自らの提案が優れているのかを示そうとします。
伝わらない原因に気づいてくださるといいな。
以下、蛇足。
腰を痛めたことで『今、実感している』安心感。
私は、27歳まで、『モーレツ社員』(古ッ!)、
その後34歳まで、『ワンマン社長』として、
年に3日の休日で働いて、貯金をしていました。
そして、考え至りました。
私が、病気や怪我で動けなくなったら、
家族は、どうなるんだろう。。。と。
こんな貯金、10年で、なくなっちゃう。。。と。
52歳の、この年末、腰を痛めてしまいました。
3ヶ月くらい、静かにさせていただきます。
肉体的な移動や負荷を伴う仕事は、大半、お断りすることにします。
健康の大切さを改めて感じています。
そして、仕事を『お断り』できる今に感謝です。
私の家族は、慎ましやか暮らせば。。。ですが、
収入を得るための仕事は、もう不要となっています。
前述のとおり、34歳のときに、
自分の労働をベースとする将来設計に不安を持ち、
その後6年間、資産構築を目指して、試行錯誤を繰り返しました。
家族の生活を担保しうる範囲で繰り返す失敗の中で、
やっと自分の道をみつけ、さらに8年経ったとき、
生活の担保としていた自営業が破たん。
ただ、その際には、
さらに、もうひとつの道に夢をみつけ出していましたので、
『不安と恐怖』を抱えながらも、前進しました。
49歳でした。
破たん事業を清算し、
たくさんの友人の知恵をたどって、残存資産の再生に成功。
今に至ります。
頼りになるのは、人の知恵。
自分の能力を過信していた時には気づかなかったこと。
自分が、どんな思いをもって生きているのかを
友に伝えたからこそ、手伝ってくださいました。
地元の、進歩的で超優良成績企業との『話』も、ありましたが、
お断りさせていただきました。
思いの通じ合う人とだけ、組ませていただいていますので。