|
カテゴリ:湊線に乗ろう!
今年は湊線にとって新しいスタートとなる1年です。
以下の記事はこれまでの湊線の総復習のような感じです。 2008/01/13(日) 茨城新聞朝刊 県内総合 A版 20頁 社長公募に魚市場連携 全国から社長を公募、人気の魚市場と連携も-。存廃問題に揺れた、茨城県ひたちなか市のローカル鉄道「茨城交通湊線」(勝田-阿字ケ浦、一四・三キロ)が、今年四月から第三セクターで再出発。だがこのままでは、十年間で税金約十二億円を支援に注ぎ込まなければならず、市や住民は再建に向けあの手この手を検討している。 ▽珍しい公募 「民間人に自由な提案をしてもらい、市が受け止めていく方が再生できるのではないか」。本間源基ひたちなか市長(53)は当初、自身の社長就任も検討したが、専門的な知識がないとの不安もあり、公募に踏み切った。市を中心とする対策協議会が昨年十二月から年俸七百万円で公募を始めたところ、これまで十数件の応募があった。 鉄道事業に詳しい大東文化大の今城光英副学長(58)は「三セク社長は自治体首長の就任が多く、公募は珍しい。首長の専任は無理なので、賢明だ」と評価。時を同じくして千葉県大多喜町の三セク「いすみ鉄道」も、社長公募を発表した。 ▽乗客減で負担増も 湊線は一九一三(大正二)年、那珂湊の水産物を内陸部まで運ぶことを目的につくられた。海水浴客でにぎわった六五年には約三百五十万人の利用があったが、マイカーの普及や少子高齢化などの影響で利用客が減り続け、二○○六年は約七十万人。 運営する茨城交通は一時廃線を検討したが、市などが存続を要請。赤字営業を続けることに難色を示した茨城交通は昨年九月、鉄道部門を分社化して新会社をつくることで市や県と合意した。 存続が決まっても、再建は容易ではない。○八年度からの十年間で市、県、国は計約十二億円を注ぎ込み、ホームの改修や中古車両の購入に充てる見込み。利用客の減少が続けば、新会社の負担はさらに大きくなる恐れもある。 ▽地元に応援団 昨年末の休日、那珂湊駅前の道路は、約一キロ離れた「那珂湊お魚市場」に向かう車で渋滞していた。地元ではいつもの風景という。○六年度、魚市場への来場者は約百三十四万人に上った。湊線の調査をしたコンサルティング会社「ライトレール」の阿部等社長(46)は「マイカーで来るのは、鉄道が不便だから。接続を良くしたり本数を増やして市場と連携すれば改善できる」という。地元住民でつくる「おらが湊鉄道応援団」も、駅にレンタサイクルを置いたり、従来は運休していた元日の始発列車を走らせ、初詣でや初日の出のツアーを企画。駅のトイレ掃除を始めた佐藤彦三郎団長(68)は「文句ばかり言わず、できることからやればいい。住民から提案していきたい」と懸命だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[湊線に乗ろう!] カテゴリの最新記事
|
|