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カテゴリ:My Job
相変わらずアメリカでは選挙権の無い私ですが、昨日はクライアントの付き添いで選挙に行ってきました。
クライアント達は、1週間ほど前からVoteの日を楽しみにしていて、エイジェンシーの施設にスピーチに来てくれた候補者と話しをしたりして、それぞれに誰に投票するかを決めていたようです。 それでも複雑な投票用紙を一人で完了させるクライアントは殆どいなくて、文字を読めないクライアントも多いのでスタッフが手伝うのですが、私が担当したクライアントは候補者の名前さえ殆ど覚えていませんでした。 とりあえず、投票用紙にある候補者の名前を読みあげて、誰に投票するの?と聞いてみたら・・・ “あのでっけ~男にVoteするんだ”との返事。 選挙権の無い私ですが、とりあえず人気の候補者とその顔は写真やテレビで見て把握しております。 それでもテレビや写真でさらっと見ただけでは、それぞれの体格までは把握しておらず(汗)クライアントの言う“あのでっけ~男”が誰に事なのかを突き止めるのに一苦労しました。 投票用紙に候補者の名前の横にある矢印を線でつなぎ、ぞれぞれのカテゴリーで選べる人数が違うので、間違いが無いかを確認して、用紙を機械に投入して読み取ってもらいおしまい。 選ぶ人数を間違っていたりすると、機械から用紙が戻ってきてやり直しになります。 今回のプライマリー(予備選)では、全部で20人以上の候補者を選ばなくてはならず、大半の候補者を把握していなかったクライアントは、市長さん以外は名前の響きとかで選んでいたふしが・・・ それでも、投票を終えて”投票して来ました”と書かれたステッカーをもらって大満足したクライアントに、“選挙につれてきてくれてありがとう”なんてお礼を言われました。 しかし、こんな投票で本当にいいのか???という気持ちはぬぐえません。 選挙権のある彼らの権利を尊重して手伝うのも私の仕事の一部なんですけど、これを悪用する人も中にはいるだろうなぁ~なんて、ちょっと悶々としながら帰途についたのでした。 普通にすれば1分足らずで投票出来るシステムになっている選挙ですが、今回は“あのでっけ~男”に始まり、クライアントの意思を尊重することにフォーカスしていたら、30分近くかかってしまいました。 本選でもまた手伝うことになるので、この先の選挙選にもっと注意を払って候補者達のことを容姿も含め…(笑)しっかり把握しておかなくては・・・と思った次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 15, 2010 10:00:43 PM
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