サモエド・マリア　もっふもふ日記

5日の夜マリアの様子が心配だね、と話していた旦那とママ。

23時頃リビングに居るのに、いつもの夜鳴きの様に鳴き叫び。

そういう時は意識がハッキリしてなく、どこを見てるのか分からない。

痛み止めは飲んだばかり。



大事なマリアの最期を嘘なく綺麗事でもなく、

思い出すのも辛く悲しいですが...全部残したいと思います。


2月6日（日）



0時頃、落ち着いたマリアを旦那が和室のベッドに抱っこ移動。

もうママも行くからね〜と和室を見ると、

さっきまでのグッタリが嘘の様な、半身を起こし天使の様な超笑顔のマリア。

旦那に言うと、「ハァハァしてる顔じゃない？」とあまり見ずに言う。

...近くに行ってもハァハァはしてなかった。

ママは嬉しくて「いい顔で嬉しいな、おやすみなさいね〜」と声をかけ。

目をつぶるまでジーッとママを笑顔で見てるマリア。

これが正気を保ってるマリアの最後の笑顔でした。。



30分後、焦点の合わない目で激しい夜鳴きが始まり、

やっぱり認知症かも...叫ぶ様な声、要求吠えとは明らかに違う。

癌の組織が血液に乗って全身に巡り、悪さをするとも聞いていた。

マリアの側で「意識、戻って！」とさすったり少し揺り動かしたり。

全然効果ナシ。

断続的に鳴いては静まり、2時間ほどで落ち着いてきたので

ママの手を首の下に入れて寝転んだら、そのまま一緒に寝てくれた。



...3時間経って、再び叫び声と前足バタバタ。

旦那が仕事で起きたので、落ち着いたマリアを抱っこでリビングへ。

移動中首をのけぞらせ急に暴れる。

お尻に緩めのウンP、ドライシャンプーでキレイに拭く。



やっぱり変だよね、、と心配しつつ旦那は仕事へ。

もう、危ないのかも知れないと感じる。

6時半〜8時頃、寝転んだまま時々鳴き叫んでは首をそらせ、

バタバタしてグッタリ。目の焦点は合ってない。

「ママ近くにいるからね！ここにいるからね！大丈夫！大丈夫！」と繰り返す。



娘がやっと起き、マリアの冷たい手をずーっとさすって暖め。

落ち着くとシリンジに水を入れて、口の周りと舌を潤し。

段々と鳴き叫びの間隔が開き、朦朧として横たわる時間が増えた。

9時過ぎ、危ないかもと知らせてた実家の姉が来てくれた。



そこから数回、震えて鳴き手をバタバタ痙攣させ。

頭の下に入れたママの手に冷たい舌ベロの感触。

首をスッと下げたと思ったら胸の上下が無くなり、

下アゴだけでパク...パク...パク.....パク.......パク.......パク.......パク。

口々に「マリア今まで楽しかったよ、ありがとうね、ありがとうね」

「頑張った、よく頑張ったよマリア！」

目を開けたまま、マリアが逝ってしまった瞬間だった。



こんなに涙が出るのかと思うほど嗚咽した。

時間を見たら9時50分。


少しして仕事中の旦那にラインで知らせる。返信が来たのは昼過ぎ。

すぐに状況が飲み込めない様子だった。


病院に慌てて向かうマリアの嫌いな車内じゃなくて、

安心できる家の中で看取れた事、

マリアにもう痛みも苦しみも無くなった事にも感謝した。


続く。。