カテゴリ:精油の紹介
三上先生の『精油の化学』の講義を思い出して。。。
ヘリクリサムのお話がありました。 アロマの世界ではあまりポピュラーではないこの精油。 別名「イモーテル」として、香料業界ではよく使われる高い香料のひとつだそうです。 キク科の植物で、甘い干草のような香りがします。 ヘリクリサムの中でも、血腫抑制作用、血液凝固阻止作用に優れ、打撲、青あざ等に効果が優れる種は、 イタリア・ヘリクリサム種(Helichrysum italicum)であり、コルシカ島のみに自生しています。 これ以外の品種のヘリクリサムでは打撲や捻挫に対する治療効果はありません。 そのひみつは ケトン類の βージケトン βージケトン(イタリジオン)には血腫抑制作用や血液凝固阻止作用の固有作用があり、 打撲やアザの解消には正しく驚異的に回復をさせる力があります。 血腫を極めて速く防ぐ事が出来きるので、 ドアに指をはさんだ時など、すぐに1滴塗布すると、あの“ジンジン”がとれて、紫色にもならなかったとか… 三上先生のお話では香料会社はヘリクリサムの中の香りのいいネロールなどの成分を採取するのが目的なので 花の咲く時期(5~6月ごろ)に採油するのだそうです。 でもこの時期、地元の大学の研究データによると 薬理効果の高いβージケトンは最も少ない時期なんですって 薬効から考えると、花の咲く前か後に採油するのが望ましいが、香料会社の需要が高いので時期を変えるのはむずかしい… 「皮肉だなぁ…」という三上先生の残念そうなお顔でした。。。 こういうアロマのこぼれ話しを聞くたびに、アロマの世界の奥深さを知ったようで、すごく楽しいですね。 それからGood Newsです 今月の初めに東京でナードのインストラクターの口述試験がありました。 私を含めて3人が受験し…なんと3人とも桜咲きました 一次の筆記試験も含め、かなり難しい内容だったので、不安でいっぱいでしたが、合格できて超HAPPYです 懇切丁寧に試験準備の指導をしてくださったMiya先生、 そして模擬口述発表へわざわざ足を運んでくださり、親身になってアドバイスをしてくださった方々のおかげです。 心から感謝の気持ちでいっぱいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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