UNAMダンスの日 Ultimo emosion de Heisei, DID 19
昨年18の「羽ばたき」インスタレーションの制作に至ったUNAM主催の国際ダンスの日。今年も素敵に開催されていました。昨年は制作者としての参加における責任、撮影コラボの上に、サッカー取材の任務も重なって徹夜で現場に滞在していたので、過労状態で朦朧。何も見ていなかったといっても過言でない状況でしたが、今年は観客の1人としてジックリと鑑賞。まず到着直後に大舞台でのメキシコ民族舞踊に涙・・幼少の記憶は根が深いものです。 ディレクターEvoe Soteloさんの手腕健在、今年も新鮮なオーガナイズをフル回転。去年はトラテトルコ50周年がテーマになっていただけに、社会派なメッセージで溢れていましたが、今年は高齢者、若者、そして子供達のエネルギー融合。年を重ねる経緯の饗宴、そして現在の躍動と自由の大切さ、常に「心に何か残そう」という明確なコンセプトが伝わってきます。年配の方の表現力はダイナミックな動きに勝るものが・・ 去年「羽ばたき」インスタレーションを実施した会場ではブレイクダンスのコンテストが開催されていて、子供達が元気に踊っている姿に先ず感動。しかも、どちらかというと控えめで静かで内気な印象の少年、ディレクターの息子さんが元気に参加していてビックリ。海外からの特別参加作品はチェコスロバキアのアーティストが、縄跳びを使用して1時間ヒタスラ飛び続けるという、、驚きの作品。そしてスペインのダンスカンパニーは40歳以上の一般参加者50名程をゲストで迎え、テニスボールが飛び交う中で照明を駆使した特別な共演の形に呆然。カンパニーのメンバーで1人釘づけになってしまったピナバウシュにソックリなダンサーの方、只今検索・捜索中。全8会場が同時進行しているのですが、2000名にのぼるダンサーが各会場で次から次へと作品を披露。全てを見ることはできませんが、今回は行きあたりバッタリで集中鑑賞。中には1m四方の舞台を使用している作品もあり、野外のナチュナルステージのため、犬が迷い込むハプニング即興の素敵な瞬間も。何が起こるかわからない本当にワクワクとした1日。 クリエィティブ満喫、全力で心身を駆使した舞台の数々に感謝。2017年にダンスの舞台を引退してから、2018年のダンスの日に別の形で招待して頂き、今年は鑑賞に徹する事で良い一区切りとなったような気がします。 振り返る事は終了、やるべきことに向かう、、前向きな決別。そんな平成最期の感動。佐野まりFacebook / danzacharango Instagram / amistadmusical