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元海外在住夫婦のお買い物日記

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2008年12月19日
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カテゴリ:インク
今回は、最近、購入してレビューしていなかったインクと最初から使っている「パーカー クインク」を比較してみます。

・関連記事
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比較するインクは、下の3社、4種類。

万年筆用のインク 各種

左から、「パーカー クインク ブラック」、「パイロット インキ ブルー」、「パイロット インキ レッド」、「ペリカン4001 ブラウン」です。


インクの比較と全く関係ないですが、すごく個人的な大発見。

日本に「フルハルター」と言う有名な万年筆専門店があるのですが、その店名の意味がようやく理解できました。

ペリカンのインクのパッケージを見ていて・・・。

フルハルターはドイツ語で万年筆

「Füllhalter」ってドイツ語で万年筆だったんだ。


話を、インクに戻します。

今回の比較に当たって、万年筆に前と違うインクを入れる必要があるため、ペン先の洗浄をしました。

ペン先の洗浄自体は、過去にもやっていますが、その時はコンバーターを利用して、水を吸い上げたり、吐き出したりして洗浄していました。

しかし、今回は、コンバーターを利用して洗浄した後に、ペン先をぬるま湯に浸してみる事にしました。

万年筆のペン先を洗浄する

買って1ヶ月にも満たない「パーカー ソネット」ですが、綺麗に洗ったつもりでも、ぬるま湯に浸すとインク汚れが出てきます。

この後、もう一度、コンバーターを取り付けて、水を吸って、出してしながら洗浄。
ぬるま湯に浸しても出てこなかった汚れを出し切ります。

時々、この遣り方で洗浄した方が良さそうですね。


では、4つのインクを書き比べてみます。
それぞれ、違う万年筆を使用していますので、条件は厳密には同じではありません。

万年筆のインク、書き較べ

一番上はいつも使ってる「パーカー クインク ブラック」です。
色合いは真っ黒という感じでありませんが、非常に素直な黒です。
ちょっと滲みやすいかもしれません。


続いて「パイロット インキ ブルー」。
中々、綺麗な青ですが、真っ青ではなく、やや白みがかった青です。
インクの乾く速さは「パーカー クインク ブラック」より、やや遅いように感じます。
このインク、匂いがキツイですね。書いた字から臭うほどではありませんが、絵の具の匂いがします。


3番目は「パイロット インキ レッド」。
なかなか綺麗な赤ですが、ややピンクが強い印象を受けます。
インクの乾く速さは「パーカー クインク ブラック」より、やや遅いように感じます
この色も絵の具の匂いがしますね。


パイロット2種は、インク瓶が良くないですね。
もっと容量の大きなタイプもありますが、購入した30ml瓶はサイズも小さいし、入っているインクの量も少ないので、インクが残り少なくなった時に吸入に苦労しそうです。


最後は「ペリカン4001 ブラウン」。
薄めの茶色ですね。
力加減で多少の濃淡が生まれ味になります。
ブラウンは、面白い色合いですね。
インクの乾く速さは、中々、速いですね。他の3種と比べて飛び抜けて速いとは言えないかも知れませんが、紙にスーッと染み込む感じです。
それから、このインクは、念入りに洗浄した「パーカー ソネット」に入れたのですが、凄くインクフロー良いです。ただし、インクではなくペン先を洗浄した効果かも知れないので真相は不明。


続いて、インクの耐水性をテストしてみます。
すべて染料系のインクのはずなので、耐水性に関しては期待できませんが・・・。

水を張った洗面器を用意し、字を書いた面を下にして水面に浮かせ、30秒待ってみました。

では結果です。使っているデジカメの色の再現性が今1つ悪いですが・・・。

インクの耐水性テスト

「ペリカン4001 ブラウン」は、殆ど流れてしまいました。

「パイロット インキ レッド」も酷い有様。

「パーカー クインク ブラック」は多少頑張っているように見えますが、多分、使った万年筆のペン先が太かった事が幸いしたのかもしれません。
「パーカー クインク ブラック」は、かなり水に弱いです。

特筆すべきは「パイロット インキ ブルー」。
よく耐えています。染料インクなんですが、凄いですね。
ハガキや手紙の宛名書き用途でも安心です。
これだけ水に強いと言う事は、染料インクであってもペン先を汚しやすいとも言えるのでメンテは丁寧に行った方が無難でしょう。

それから一見水に弱い「ペリカン4001 ブラウン」も凄いです。
茶色は殆ど流れてしまっていますが、書いた文字自体は「ブルー」色で残っています。
おそらく、このブラウンインクにはブルーの成分も含まれ、ブルーが水に強いのでしょう。


「ペリカン4001 ブラウン」の仕組みにはちょっと感心しました。
茶色が無くなるのは残念ですが、読めなくなる事態の防止にはなるかもしれません。
稀にやられている方がいますが、こう言うインクは「クロマトグラフィー」に掛けたくなります。

「クロマトグラフィー」と言うのは、物質の大きさ、電荷、吸着性などの差を利用して、物質の混合物から特定の物質を分離したりする手法です。

難しく聞こえますが、そうでもありません。

簡単に言うと、障害物を並べたコースを色々な物質で競争させます。
物質によって足の速さが違うので、いっぺんにゴールされて混乱する事は無く、1匹ずつ、確実に捕まえられ、物質をきちんと分類できると言う理屈です。

お手軽な方法に、ペーパークロマトグラフィーと言うのがあります。
これがインクには良さそう。

普通はろ紙を使うと思いますが、紙を水に濡らして、一端にインクを落とします。
時間が経つと、インクは、もう一端へ染み込んで行きますが、インクが複数の色の混合物なら、色によって紙を進む速さが違うので次第に色が分離してゆきます。

例えば黄緑のインクを紙に落として放置したところ、始点は、緑だけど、終点付近は黄色だったとします。
つまり、これはインクが緑と黄色の混合物であると言うこと示しています。

万年筆のインクをペーパークロマトグラフィーに掛けると、カラフルで楽しい事になりそうなんですが、さて、どうやってやろうか?

コーヒーのフィルターとかでもOKなんでしょうか?


それから、現在、耐光性テストも実施しています。

紙に文字を書いて、半分は光が当たらないように覆い、日の光が当たる窓に貼り付けています。
光による色の変化だけでなく、覆った面では、時間に伴う変化が観察できるでしょう。

こんな感じで貼ってます。

耐光性テストの実施風景

サンタさんではなく、右上のヤツですよ。







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Last updated  2008年12月19日 23時24分19秒
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