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鈴木ヒロミツが肝細胞がんで亡くなった。私の父と同じ病気で亡くなったので、思わず父を思い出してしまいました。

若い人は、彼がＧＳザ・モップスのボーカルだったことより、コミカルな演技や、温情溢れる人間を演じた俳優として認識していると思います。

風体で、一見イロモノＧＳのように思われがちだったけれど、彼の歌は抜群に味がありました。「たどりついたらいつも雨ふり」・・・・今でも心に残る曲です。

まだ６０歳。若すぎるよ！！なんだか辛い。
これから、ようやく自分の為に生きることを楽しめる年代に入ったところだったのに。

もっとも、テレビでは、いつも楽しげに話していたし、家族も大切にしていた事を思えば、彼はずっと人生を楽しんで来たのかもしれないなぁ。

心が強くないと、なかなか人生を楽しめる事は難しい・・・・だって、日々いろんな事柄が起きるし、嫌なことの方に目が行ってしまいがちだし・・・

余命を宣告された後、入院より家族と一緒に過ごす時間を選んだのは、優しさと、内なる自分との戦いから目を逸らさなかった強さを持っていたからなのかな・・・

これからも、彼のカッコイイ歌と、味のある演技は、私達の胸で行き続けることだろう。
　　　　　　（合掌　　かずみん）