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カテゴリ:随想
2016年の火星と土星の逆行をStella Theaterで再現しました。
2016年2月28日から9月12日までの動きです。 火星は、2016年4月17日~2016年6月29日の間逆行します。 土星は、2016年3月25日~2016年8月12日の間逆行します。 この二つの惑星が、同じ星座内で、同じ時期に逆行を行います。 火星の位置は、 4月17日にへびつかい座で留まり、逆行を始めます。 5月22日さそり座で地球が火星を追い越します。火星の再接近です。衝(しょう)と言います。 6月30日にてんびん座で留まり、再び順行を始めます。 同じ頃、同じ星座内で、土星が逆行を始めます。 3月25日にへびつかい座で留まり、逆行を始めます。 6月3日に、衝となります。 8月14日に、留まって、順行を始めます。 8月24日から8月27日にかけて空の二か所、南と西で惑星が集中します。 南の空は、火星と土星。 火星はアンタレスを目指して順行していたのに、4月17日に火星は、アンタレスまでもう少しの所で逆行を始めて、アンタレスから遠ざかりはじめます。 その間に、土星が逆行しながらアンタレスに近づき始めます。 すると土星がアンタレスに最接近した頃の6月30日に、火星は、アンタレスが土星につかまっては困ると、再びアンタレスに向かい始めます。 その動きにつられたように土星が、アンタレスを火星にとられまいと、8月14日に逆行から順行に戻ります。 8月24日に、土星がアンタレスに接近した線上を、アンタレスを割り込んで奪うように火星が追いついて通過する日です。 興味のある位置関係です。 でも、これは地球から見た天球背景の中で、地球の公転と火星や土星の公転の位置が変わっているだけで、さそり座とかてんびん座とかは、人間が勝手につけているだけですから。 でも、人間の社会的行動の動機を動かす理由として、この星の動きを利用しているだけですから。 太陽公転周期の位置関係中で、地球から見た、火星の方向と土星の方向をアニメにしました。 地球から、火星、土星の見える方向 2016年2月24日から9月24日 西の空には、8月27日、木星と金星と水星が天球上で最接近します。 8月27日の、地球、金星、木星、水星の公転周期の上の位置関係 4つの惑星が直列しています。 すごい日です。 夕方、日没後、西の地平線上で見えます。 今年の夏は、 南の空では、火星と土星が接近し、西の空では、水星、金星、木星が接近する。 天空上で、珍しい惑星の集合がこの時期に集中しています。 この時期に何かが起きると、星占いについての認識を考え直さなければなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.10 10:20:43
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