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中高年の生涯学習

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2021.04.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
​コロナ変異株が流行している中、身体を動かしていますか。家の中に居っぱなしではないだろうか。テレビを見る、机の前に座っている。パソコンとにらめっこ。ともかく身体を動かすことが少なくなっている。こういう時だからこそ、運動とは何か、身体を動かすことの意味とは何かを考えることは重要である。​
 
​順天堂大学では公開講座を行っているが、昨年はコロナ禍でインターネットを利用した公開講座「ロコモ予防運動」が行われた。現在もアーカイブが公開され無料で視聴できる。公開講座は地域限定だったが、インターネットは誰でも見れる。アメリカからの参加者があったようだ。もちろん本ブログ読者の中高年世代も大歓迎である。むしろ中高年の人を対象にした講座になっている。​
 
​​下記にURLを入れておくが、「順天堂大学 筋活」で検索できる。アーカイブを利用するには登録が必要である。ホームページに入るとホームページの説明、研究者紹介等の項目があるが、「さあやってみましょう! ロコモ運動プログラム」のタブから入ると、「会員登録はこちら」がある。このボタンを押して、名前、メールアドレスなどを記入する。登録が完了すると、再度「さあやってみよう…」のタブからアーカイブを利用できるようになる。​​
 
公開講座は4回あり、4つの講演(約1時間)と実技(約30分)で構成されている。講座は2020年の秋に行われたもので、いつでも見れるが、今年(2021年)秋に改訂されるかもしれない。本ブログを見る時点によっては変更されているかもしれない(その場合、講演要旨のみ参考にしてください)。
 
​この講座にはPDFのテキストがついている。これはぜひダウンロードし、印刷して手元に置いておくと便利である(印刷はA4の紙なら横組みで印刷する)。自分のロコモ度がチェックできる。4つ運動が紹介されているが、実技では2つ紹介される。細かな注意、アドバイスがあるので、PDFのテキストにメモしておく。​
 
​第1回目は町田修一順天堂大学大学院スポーツ健康科学科教授の総論である。なぜ身体を動かすことが重要か。このことが理論的に説明される。これをきちんと理解しないと運動は継続できない。ジムやスポーツクラブのインストラクターは、ほとんで説明されてない。いきなり運動が始まってしまう。それでも1回や2回は行くのだが、3回目はお休み、以下ずっとお休みになってしまう。「運動すること」の意味がわかっていないからだ。町田教授は、講義の最後の方で「運動することは長寿につながる」と最大のメリットを語る。それも科学的データを重ねてくるところが研究者の説得力である。​
 
今から4年後、2025年に団塊の世代が75歳以上になり、後期高齢者になり、その数3000万人。そのうち520万人の人が介護・援助が必要になると予想されている。
 
​​​健康寿命とは健康で自立した生活を送ることが出来る年数で、何年生きられるかを示す平均寿命とは異なる。平均寿命とは健康寿命に不健康期間を足し合わせたものです。2016年の段階で日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性は87.14歳です。女性は世界で第2位でした。一方の健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳です。いかに健康寿命を伸ばしていくかがポイントです。我々が先祖から受け継いできた遺伝情報は変わってないのに、肥満病や糖尿病のようなメタボリックシンドロームは増えている。その一つの理由は身体活動量が減ってきたからだと研究報告されています。メタボというのは動けるんだけど動かない。ロコモというのは動きたいんだけど動けない。ロコモとは、骨、関節、筋肉など体を支えたり、動かしたりする運動器(骨、関節、脊髄、神経などが連携して身体を動かす機能をもつ)が衰えて、歩行が困難になったり、介護が必要になるリスクが高いことを言います。「動く」という「筋活」がロコモに対して、認知症に対しても大切であるとわかってきました。​​​
 
​骨、膝、筋肉のどこか不都合があると歩行障害に結びつきます。筋肉量の低下をサルコペニアといいます。筋肉というのは自分で動かすことができるので、どのくらい弱ったかを自分で判断できるのです。この筋肉をターゲットにすることでロコモを防げるのではないか。​
 
年齢が上がるにつれて太腿(ふともも)の筋肉が少なくなる(講義では写真でみせてくれるので、注目)。サルコペニアになると自分の体を動かしたり、歩いたりすることが難しくなります。このサルコペニアをどう防ぐか。これはわかっていませんでした。どうしてかといいますと、昔は70歳、80歳という年齢まで生活する人が少なかった。現在は医療技術が進歩して、多くの人が75歳、80歳、85歳と生きられるようになった。こうなると筋肉をいかに使うか、維持するかということを考えなくてはならなくなった。
 
2回目以降の講義では運動をいかに継続するか、栄養をどう摂るかの懇切丁寧な講義がある。実技では自宅でできるスクワット、クランチの説明がある。PDFのテキストには、この他にプッシュアップ、ヒップリフトの運動が紹介されている。会員登録してご利用ください。無料です。講義終了後の質疑応答も参考になります。

大学からのアドバイスがあった。日常的に運動するには、

「左側に【ロコモ予防運動プログラム映像】という名称のコンテンツがございます」
3つ目の「さあ、やってみよう…」で運動プログラムがまとめられている。17分。行う前に準備運動を忘れずに。

 
順天堂大学筋活講座
次回更新は5月16日の予定。​
 
 
 





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最終更新日  2021.04.27 10:18:35
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