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趣味の漢詩と日本文学

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March 18, 2007
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カテゴリ:漢詩・漢文
春日宴魏萬成湘水亭 劉長卿
何年家住(一作在)此江濱、幾度門前北渚春。
白髮亂生相顧老、黄鶯自語豈知人。
【韻字】浜・春・人(平声、真韻)。
【訓読文】
春日魏万成が湘水亭に宴す。
何年か家して住む(一に「在」に作る)此の江浜、幾度か門前北渚の春。
白髮乱りがはしく生じて老いたるを相顧み、黄鴬自ら語るも豈人知らんや。
【注】大暦七年(七七二)春、潭州における作。
○春日 春のある日。
○魏万成 万年尉魏綽の子。検校員外郎、辛京杲の幕僚をつとめた。
○湘水亭 に宴す。
○江浜 川べり。
○北渚 川の北側のみぎわ。『楚辞』《九歌・湘夫人》「帝子北渚に降る」。
○黄鴬 チョウセンイグイス。コウライウグイス。
【訳】
春のとある日、魏万成の湘水亭での宴会に招かれたおりの作。
川辺に暮らしはや何年、屋敷の前の渚にも幾たび春がめぐりきた。
宴に会した客たちは白髮頭のこのわしを珍しそうにふりかえり、とおくでチョウセンウグイスが美しい声で鳴きおるに、そんな声などそっちのけ。






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Last updated  March 18, 2007 01:21:55 PM
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