|
カテゴリ:カテゴリ未分類
2005/ 9/ 4 16:22
メッセージ: 5136 / 5162 アバターとは? 投稿者: oobasira2000 (56歳/男性/大阪府) 読売新聞より http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050902i201.htm このテキストの抜粋は私の1980年代における、閃きを本としてまとめ出版するために1988年頃から90年代の前半までに書いたテキストの一部です。このテキストは資料としての価値を残すため96年以後一切加筆訂正を行っていません。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~masia/TEXT/isikigensho(4).html 生命の細胞内には遺伝子DNAを、はじめ数百万もの蛋白質やRNAやそして動く遺伝子トランスポゾン等の様々な物質があり、それらの物質間の相互関係は、動物の神経細胞の繋がりにも例えられるほどの複雑で、様々な関係を持っている。私はDNAは化学的なあるいは代謝的な意味での、心の空間の設計図または記憶装置で、細胞はコンピューターで言うハードウエアであり、その心はソフトウエアであり、蛋白質は分子の言葉である。各々の細胞は遺伝子DNAの示す空間内で、トランス・ポゾンなどのDNAやRNAや、様々な蛋白質の分子の言葉の、織り成す様々な関係全体がその生命の心を形成し、内外の様々な関係に合わせて思考をしていると考えている。そしてその思考はDNAの示す空間内においてのみ思考が可能で、それがそれぞれの生命の多様さを生み出している。 大腸菌などのバクテリアのDNAでは、役に立たない部分はほとんどなく、遺伝子と遺伝子が、切れ目無く繋がっているが、哺乳類等の高等な動物のDNAには、遺伝子として機能していない意味の無い部分が非常にたくさんあり、砂漠の中のオアシスに例えられるほど、遺伝子は無意味な塩基配列の中に、点在するように組み込まれている。そして私達の細胞の中には六0億塩基対、約二メートルに達するDNAがあるが、この中にたった十万の遺伝子しか無く、残りは全部意味の無いDNAと言われている。 しかし私はこの無意味に見える塩基配列の中に、太古の昔から現在に至る進化の軌跡が刻み込まれており、それがトランスポゾンや様々な蛋白質と共に、それぞれの生物の思考空間を作り上げていて、様々な発生段階や脳における配線の時に、それらの意味の無いように見える塩基配列が使用され、それに織り込まれていた遺伝子がそれが様々な関係のうち表面化すると考えており、そのような形で隠されている遺伝子はDNA上に有る遺伝子の数百倍から数千倍以上有ると考えている。 そして外部の環境や仲間の細胞とのコミニケーションによって、化学的なあるいは代謝的な意味での思考を行ない自らの役割を認識して、その役割を果し組織を作り人間の知的な能力の限界を越えた、複雑さを持つ生命体を生む。それと同じような意味で高等な動物の持つ脳は意識的あるいは無意識的な言葉の空間のなかを、心はその中を流れ動いている思考の集合体であり、意識はその電源とも言えるものではないか考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.05 00:47:16
|