カテゴリ:【ホテルミラコスタ 宿泊】
(・・その1から続く)
チェックアウト時刻を迎えたので、窓の外で「フェアリーズ・プリマヴェーラ」が終わろうとする頃 私達は部屋を出ました。 (エクスプレスチェックアウト利用。) 5階のサローネの前からエレベーターに乗りこんではみたものの、気がついたら今日もまた 私達は一日の過ごし方についての具体的な計画を殆ど何も考えないままでした。 なので2階でエレベーターをおりてから 私達はしばらくロビーのソファーに腰掛けて、今日の予定をどうしようか、ディズニーシーに入園してまずどこへ向かおうか、ということをざっと決めました。 それからようやくシーのパークに入園したので、ホテル&パーク・ゲートウェイを通ってホテル前の広場「ピアッツァトポリーノ」に出た時には時刻はもう12:30近くになっていました。 ハーバーの乗り場からスチーマーラインに乗って、私達はまず奥地ロストリバーデルタに向かいました。(12:30頃。10分待ち表示でした。) 昨日せっかくアラビアンコーストまで歩いて行ったのに「ジャスミンズガーデン」を見ることに気をとられて 新デザインのスーベニアメダルを作るのをすっかり忘れてしまったので、ロストリバーデルタまわりでアラビア方面へ行こうと思ったのです。 ロストリバーデルタの船着場に船が到着すると、降りるのとは反対側の乗り場の奥に 私達は何やら目新しい飾り付けのある一画を見つけてしまいました。 どうやらそれは、明日(5月1日)グランドオープンするという ミッキーに会える新アトラクション「サルードス・アミーゴス・グリーティングドック」のようでした。 船から降りた私達はその入口目指して行ってみましたが、今日この時間はまだ入口は閉まったままでひっそりとしていたので、目印の看板の写真だけ撮影させていただきました。 そしていよいよアラビアへ・・と思ったのですが、夫が急に「そうだ!妖精さんに会いにピクシーホロウに行かなくちゃ!」とか言い出したので、(仕方ないので)「フェアリーズ・ミート&グリート」の様子を見に行きました。 妖精の谷に到着すると、ちょうど「11:00~14:30」のグリーティングが行われているところで20組ほどが列を作って順番を待っていたので、私達もちょっと並んでティンカーベルに会っていくことにしました。 昨年はこのグリーティングはものすごく時間が限られていて 写真撮影するのも熾烈を極めたのですが、今年は実施時間が長い上に「写真撮影はグループごとに一回一枚のみ」などというルールができたので、待ち列が長くてもすぐに順番が回ってきましたよ。 (何枚も写真を撮りたい場合は、繰り返し何度も並ぶことになるようです。) その後アラビアンコーストに向かうと、こちらでもちょうどキャラクターグリーティングの真っ最中だったので ちょっと覗き見してからアブーズバザールへ行ってメダルを作りました。 本当はここでココナッツソフトクリームでも食べて少し休憩したかったのですが、この後ミラコスタ内で昼食の予定があり 時間がなかったので、私達は早々にアラビアを発ちました。 (ロストリバーデルタ~アラビアンコーストでは こんな方々にお会いしました) 火山の中を通り抜けてメディテレーニアンハーバーに戻りつき、「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってホテルミラコスタに入館したのは14:00前くらいでした。 私達は昼食のP.S.予約をしてあった「ベッラヴィスタラウンジ」の店頭にまっすぐ行って、名前を告げました。 すぐに席へと案内していただき、私達は平日限定(そういえば今日は平日でした!)のプリフィックスのランチコース「ミラコスタ・パスタランチ」でお昼ご飯にすることにしました。 今日のベッラヴィスタラウンジ店内は私達がよくお邪魔する土日に比べるとかなり座席に余裕があり、「レジェンド・オブ・ミシカ」が始まる頃になっても窓際二列分の円いテーブルには幾つか空きがあったようでした。 お天気は良く、ショーの演出を助けるかのようなちょうどよい風が吹いていて、14:30からの「レジェンド・オブ・ミシカ」はおそらく完全版だったと思います。 小さな生き物達の奏でるリズムによってハーバーの上空に勢いよく舞い上がる4色の五連の凧。 炎を吐きながら、自らの存在を誇示するようにゆったりと水上をいく大きな獣たち。 そして、復活した伝説を讃えて翻る 無数の金色の旗。 ベッラヴィスタラウンジの窓いっぱいにひろがる光景は すべてがまるで夢の中のできごとのようで、私の心はきょうも強く震えました。 思えば 四年前にこのショーを初めて観た時には、その壮大なスケールと世界観に圧倒されて、うまく言葉で表せないほどに心を動かされたものでした。 が、その後何度もディズニーシーに足を運ぶうちに、一日一回ほぼ同じ時刻にメディテレーニアンハーバーで行われるこのショーは時計代わりのような存在になり、少々の悪天候でも「行われるのが当然」と私達は思ってしまうようになりました。 そして、強風などでちょっとでも演出内容が変更されると、やれ「凧が飛ばない」だの「花火が無いから迫力に欠ける」だの「旗が省略じゃショーの魅力が半減・・」だの、好き勝手なことを言うようになりました。 ――この大規模なショーが 大きなトラブルもなく人命にかかわるような事故もなく、屋外の水上で数多くのゲストの眼前で何年も上演され続けている―― 何かを愚鈍なまでに ただひたすら続けていく。 それだけでもじゅうぶんに賞賛に値する とんでもなく価値のある素晴らしいことなのに。 そういったあたりまえのことを、私達はいつのまにか忘れてしまっているのかもしれません。 夫婦揃ってどうにかこうにか二十数年をともに過ごすことができたそのお祝いの日の翌日の午後に そんなことを考えながらショーを眺めていて、気付いたら私の瞳からは涙がこぼれ落ちていたのでした。 短いランチコースを春らしい花かごを模った小さなデザートまで楽しくいただいて、ここでもまた ふたりでとりとめもないおしゃべりをくりひろげた後、私達がベッラヴィスタラウンジを出たのは15:30頃のことでした。 (その3 に つづく・・・) ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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