「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

　　　　　　　　　　　

（・・その３から続く）

私達が「イースター・イン・ニューヨーク」のショー会場ウォーターフロントパーク近くに着いた時には時刻は既に１７：０５を過ぎていてショー開始の寸前でしたので、まともに鑑賞できそうな場所はもう殆ど無く、「とりあえず・・」のつもりで私達はホレイショスクウェア側の立ち見の３～４列目からショーの様子を眺めることにしました。


立ち見の３列目以降だと、私は主に「隙間からショーエリアを拝見する」くらいの感じになってしまうのですが、夫の方は私よりも１５ｃｍは身長が高いのでほぼ問題なくショー全体が観えるようです。

（↓↓以下、私の背後に立っていた夫が撮影した写真↓↓）







でも私の方も、少し高くなっているミニステージの上で行われていることは　こんな↓↓ふうによく見えましたよ～。



ショーが終わると、「たぶん状況はこのままで、空いたりしないだろう」と思っていた立ち見エリアの最前列がなんとあちこちでバタバタと空いたので、私達は最前列部分に場所を移って１９：２０の回を観ていくことにしました。



「イースター・イン・ニューヨーク」の３回目開始時刻は１９：２０。
すっかり日が暮れて、あたりはもう真っ暗です。

ショー会場内は照明設備があるのでいいとして、マリタイムバンドや出演者の皆さんは真っ暗なホレイショスクウェアをいったいどうやって通って会場までパレードしてくるんだろう？

・・と思っていたら、昼間の回ではパレードの指揮をしながら会場まで歩いてくるプルートは　マリタイムバンドのうちの数人の皆さんと一緒にビッグシティヴィークルに乗って会場近くまでやってきていたようでした。
そしてマリタイムバンドの残りのメンバーや「イースター」の旗を掲げる黄色い衣装の出演者の方々は、プルートの乗る車のライトで誘導してもらいながら会場まで行進してやってきて、夜の「イースター・イン・ニューヨーク」は始まりました。


















このミニショーで主にパフォーマンスが行われるのは決して広いとはいえない通路部分ですので　「夜の回って安全にやれるんだろうか？」と正直ちょっと不安に思っていたのですが、出演者の皆さんは昼間の回以上に溌剌と会場中を動き回り、照明に照らされてゲストの方もテンション高く、とても楽しいひとときでした。

「公園」という名の場所で行われているせいか、まるで日本の夏に全国あちこちで町単位で催されている盆踊り大会のような、誰でも気軽に受け入れてもらえる親しみやすい「お祭り」のような感じがよく出ていて、これはこれで（夜にやるのも）良いもんだな～　なんて思ってしまいましたよ。

今日は立ち見だったので私は傍観者的視点でわりと冷静にショー全体を眺めていられたのですが、もしも夜の回を場内の座り見エリアで鑑賞していて　あの花びらを模した紙吹雪を全身に浴びたりしたら　きっとものすごい興奮状態になってしまいそうです。



ショーが終了してウォーターフロントパークを離れたのは１９：５０過ぎ。

それから私達は「せっかく今日は電車で来てるのだから　どこかでちょっと飲もうよ」と話し合い、屋内席があまり混雑していないレストランを探しつつ　ハーバーへ出ました。
（昼間は「今日はどこかのテラスでビールでも飲みたいね」って２人で言っていたのですが、夜になったらぐっと気温が下がってしまって寒くなり、屋外でビールは厳しいかな・・ということになったのです。）


タイミングとしては「ファンタズミック！」の開始直前でしたが、通り過ぎたハーバーはショー待ちの混雑具合も比較的穏やかなようでした。


私達が最終的にたどり着いた場所は「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」。
「ファンタズミック！」の最中とあってこの時間は注文カウンターの列も短く、２階席の埋まり具合は２～３割といったところでした。


まずはビールと「エビとゴボウのフリット」で乾杯、その後はピッツアとボトルワインを追加しておしゃべりして過ごし。

気付いたら時刻はあっという間に２２：００近く。

「・・・これは、電車の乗り継ぎが悪かったら　家に着いたら１２時近くになっちゃうかも・・・」
夫も私も、今日は舞浜泊りじゃなくて「電車に乗って家に帰るんだ」ってことをすっかり忘れていました。

それくらい　楽しかったのです。



ザンビーニブラザーズ・リストランテを出てミラコスタ通りを目指して歩いていると、ハーバーには閉園時刻になったことを知らせる静かな男声アナウンスが２回続けて流れました。

日帰りの予定で電車でここへやってきて、閉園時刻までパーク内にいたのは本当に久しぶりです。




ゲートを出て、リゾートラインに乗って、舞浜駅からＪＲ京葉線に乗り込んだ時には時刻は２２：３０を過ぎていました。

・・・そして　時計の長い針と短い針が１２の数字の上に重なり合おうとするころに、私は夫に手をとられて自宅玄関に帰り着きました。


こんなトシになって、危うくシンデレラになりかけてしまった花咲く季節の一日でした。








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