カテゴリ:【ホテルミラコスタ 宿泊】
(・・その1から続く) スペチアーレ&スイート客室についている朝食の会場であるベッラヴィスタ・ラウンジ店頭に行って名前を告げると、すぐにディズニーシー園内が見渡せる窓際のテーブルに案内していただけました。 この時間(9:30前くらい)のベッラヴィスタ・ラウンジは朝食時間帯ももう後半にさしかかったところで、窓際二列分の丸テーブルにもいくつか空きがあるような状況でした。 大好きなプロメテウス火山の雄姿を眺めながらブッフェ形式の簡単な朝食を一時間近くかけてとり、 さあ あとはもう少しコーヒーをいただいて そろそろお部屋に戻ってチェックアウトの準備をしないとね~ と話していると、食事の間じゅう何かと世話をしてくださった男性キャストさんがテーブルにやってきてコーヒーを注ぎながら 「この後すぐにショーが始まりますので、お時間がおありのようでしたらどうぞご覧になっていってください。店内に音は流れませんが、ここからはよく見えますので ぜひどうぞ。」 と言ってくださいました。 なので私達は10:30からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」をコーヒーをいただきながらそのまま席で眺めることにしました。 確かに、キャストさんがおっしゃった通り、昼食時間帯や夕食時間帯にハーバーでのショーが行われる時とは違って店内のスピーカーからショーの音楽も音声もいっさい流れませんでしたが、雰囲気を楽しむくらいならじゅうぶんです。 ピアッツァトポリーノのステージは遠いですが 真正面になるのでキャラクター達の仕草も何とか認識できました。 五連の凧も大きな窓いっぱいに飛び回っているように見えましたよ。 そして、ピアッツァトポリーノのステージから出演者の皆さんが去って行き、青・赤・緑の三艘の船がハーバーをぐるっと回って去ろうとする頃、私達も窓辺の席を立ち 部屋に戻ることにしました。 お店を出てすぐ前のエレベーターホールからエレベーターに乗って5階の部屋に戻り着くと時刻はまもなく11:00。 私達はちょっと急いで荷造りをし、テラスや室内でふたりで記念撮影をしたり この二日間でいただいたお祝いカードやら15周年ワインのラベルを写真に撮ったり アンケートを記入したり・・ あれやこれやと細かい用事をしていたらあっという間に時刻は11:40になっていました。 最後に客室のテレビで明細を確認し サービスホットラインに電話して荷物を帰りまで預かっていただく手配をし ドアノブにエクスプレスチェックアウトのカードをかけて、私達は部屋を出ました。 11:50過ぎのことでした。 ばいばいテラス。 ばいばいお部屋。 チェックアウト期限の12時が迫っているだけあってルームメイク用のワゴンが多数並んでいる廊下を抜けて。 サローネ前のエレベーターで階下におりる前に 今回の宿泊ではずいぶん何度もお邪魔したので記念に・・ との意味も込めサローネ・デッラミーコを写真に撮り。 それから 夫とふたり吹き抜けの上からロビーフロアの大きな羅針盤を見下ろしました。 (まさに、ホテルミラコスタそのものが大きな船のように多くのゲストを乗せて旅していることに気づかされる瞬間だなあ と私はあらためて思ったのですが、夫のほうはさて 何を想ったでしょうか。) さて。 ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに再入園したのは12:00を少し回った頃でした。 今日はもうレストランのプライオリティーシーティングもないし(事前にいくつか予約はしていたのですが不要と判断してキャンセル手続きを済ませました) アトラクションのFPも取っていないし、のんびり過ごせる はず です。 部屋を出る前の気象情報サイトチェックで、今日この後の天気予報が嬉しくない方に変わって 午後は曇り一時雨 ということがわかっていたので「再入園したらまず雨が降ってくる前にストームライダー前までお散歩がてら行って記念写真を撮ってもらおう」と決めていたのですが・・ ―― 待てよ!? 今すぐに行けば ビッグバンドビート初回の2階席、まだ入れるんじゃないの? と気が付き、私達は方針を変更してまずはブロードウェイミュージックシアターへ向かってみることにしました。 シアター前に着くと、初回2階席への入場列に並んでいらっしゃるのはざっと数えて100名ほどでした。(12:10頃。) 昨日よりも並ぶタイミングが一時間遅いのと 今日は一応平日であること(しかもスマートフォンサイトの待ち時間情報によれば本日のパーク内はそんなに混雑していない模様であること)を考えあわせれば、まあこんな感じなのかなーと思いました。 入場は12:35頃から始まりましたが、昨日と同じく20~30人ずつに人数を切って案内されました。 私達は今日は(よくわかりませんが)4グループめくらいの案内だったので、階段で2階席に上がってみると既に中央ブロックは満席で、サイドのブロックへの着席となりました。 それでも 自分なりに楽しむにはじゅうぶんな鑑賞環境でしたよ。 ショーが終了してシアターの外に出ると13:30過ぎ。 お天気予報の通りに空は厚い雲に覆われ始めていて、いつ雨が降り出してもおかしくないかな?といった様子でした。 雨が降り出してしまうとストームライダー前での「ディズニー・スナップフォト」の撮影サービスも中止になってしまう可能性が高いし、さあ急いでポートディスカバリーへ向かおう と思ったのですが。 ブロードウェイをニューヨークデリのテラス前まで上ったあたりで、夫が急に「先にビリエッテリーア行ってビッグバンドビートの座席抽選をしよう」と言い出しました。 そしてさらに ―― 今回抽選するにあたってはぜひとも当選したい、そのためには「願い」をこめないと とか言うのです。 ・・そうでしたね。 昨日、「当たっても当たんなくてもどうでもいいや~」って投げやりな感じで抽選したら、思いっきり外れたんでしたわね。 しかし、「願いをこめる」って、どうやって? すると夫は言いました。 「キャストさんに“Wish”シールを書いてもらう。」 はあ? ウィッシュシール? “Wish”シールが何であるか は、もちろん私だって知っています。 東京ディズニーシーの15周年イベント期間中にキャストさんにお願いすると名前を書いて渡してくださるというもので、現地で無料で配布されているパンフレット「TODAY」にもオフィシャルサイトにも紹介が載っています。(こちら) でもまあ この人は。 なんと子供じみたことを言い出すんだろう。 そんなふうに私があきれていると、コロンブス像の下まで来た時 夫が「あ!あの人に書いてもらうことにする!」と ひとりの女性カストーディアルキャストさんのもとに向かって早足で歩き出してしまいました。 夫が「“Wish”シールが欲しいんですけれど」と声をかけると、カストーディアルさんはお仕事の手を止めて快く応対してくださったようでした。 シールを取り出して準備してくださっている間に夫が 「・・泊まりで来ているんですけど、実は昨日はビッグバンドビートの座席抽選にはずれてしまって今日こそは当たりたいと思って今から抽選に行くんですが、その前にちょっと『お願い』をしておかなければなーと思ってー」 などと軽口を叩くと、カストーディアルの制服がよく似合う小柄な女性キャストさんは そうですかー うんうん と頷いてくださって、 「では、お名前の他に お願いもちょっと書いておきましょうか? 力(ちから)になれるかどうかわかりませんけれど・・」 と 私達の顔を覗き込んで言ってくださいました。 いやいやいや・・ こんなお若い可愛い方に、テーマパーク内でのお遊びとはいえ(キャストさんにとってはお仕事とはいえ)私達のそんな欲望まで背負わせてしまうわけにはいかないでしょうよ、夫よ。 私はそう思ったのですが、キャストさんとコミュニケーションを取るのが大好きな夫が ぜひとも書いて と同調したので、夫のシールには名前の他に「お願い」が書き添えられました。 シールを手渡していただいて、記念に一緒に写真を撮らせていただいて、「では抽選に行ってきます!」と私達はカストーディアルさんのもとを元気に旅立った までは良かったのですが・・ 建物内に入ってみると、抽選所ビリエッテリーアはこの時「はずれ」の音の嵐でした。 どうするよ。 せっかくキャストさんにシール書いてもらったのに これじゃ「はずれ」るかも・・ っていうか今抽選したら「はずれ」そう。 でも抽選は100パーセント「運」なんだからね。 確率とか余計なこといろいろ画策しないで、希望の回を選んで、よし! ボタンを押そう。 そう意を決して本日最終回19:30の回のボタンを押すと おめでとうございます の画面が現れました。 そしてCブロックやや後方の座席券を私達は手にすることができました。 抽選結果を見て嬉しくてこの場所でぴょんぴょん飛びはねてしまったのは、たぶん私はこれが初めてだと思います。 (「はずれたらさっきのキャストさんに申し訳ないから顔を合わせないようにこっそりここを出なければなー」って思いを巡らせていましたのでね~) おめでとうございます!楽しんできてくださいね~ という抽選所担当キャストさん達の声に送られて ビリエッテリーアからゴンドリエスナック側に出ると、夫は坂道から橋にかけてのあたりを見上げてキョロキョロし始めました。 ―― さっきのカストーディアルキャストさん いないかな? そうよね 私もそう思っていました。 当選の報告と お付き合いいただいたことにお礼を言わないとね。 しかし時刻は13:50。 クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーのショー開始直前ということもあって、ハーバー周辺にはたくさんのゲストがあふれていました。 ゲスト整理のキャストさんもカストーディアルキャストさんも大勢、それぞれご自分のお仕事に一生懸命です。 ―― こんな中でさっきのキャストさんに再会できるわけないよね。 半ばあきらめつつ、ゴンドリエスナックの屋根下を経てヴィラ・ドナルド・ホームショップの前から坂道を上り始めると、私達の行く手にあのカストーディアルキャストさんの姿が見えました。 夫はすぐさま近くまで行って、当選の報告をしました。 聞けばキャストさんも私達の抽選結果が気になって、ビリエッテリーアの出口周辺を注視していらしたとのこと。 夫と手を取り合って喜んでくださっている 私達の娘と言ってもいいくらいの歳の頃の小さなキャストさんの姿を見て、ただの一ゲストである私達のこんな些細な「“願い”をかなえること」に巻き込んでしまって またお付き合いいただいて、ほんとうに申し訳なかったなあ・・ と 私は思ったのでした。 (同時にまた、抽選所では残念な結果になった方も多いでしょうに こんなに人目につくところでゲストと共にあからさまに喜んでいては キャストさんが後で誰かに叱られやしないかしら と 私はちょっと心配にもなりましたよ。) が、こんな出会いも夫の「願い」あってこそ。 夫が 抽選所に行く前に“Wish”シールを と言い出さなければここでカストーディアルキャストさんとお話をすることも手を取り合って喜びあうこともなかったのですから、願い(=“Wish”)にはやはり 何かプラスになるものを生み出す力(ちから)があるのかもしれませんね。 私達の“Wish”シール(名前部分は加工して消してあります) (その3 に つづく・・・) デザインが新しくなったミラコスタの結婚記念日カード(左)と誕生日カード(右) こちらはカードの外側、結婚記念日カード(左) 誕生日カード(右) 新デザインのミラコスタ、ルームキー(スペチアーレ&スイート)とケース そして、昨日セイリングデイブッフェで「記念に」といただいた席札など ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 11, 2016 02:10:57 PM
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