クローン
コマンダーブライは特殊な訓練を受けたARCトルーパーの一人で、
アイラ=セキュラ率いるクローン部隊『スター・コープ』の指揮官だ。ARCトルーパーは柔軟な考え方のできる指揮官用訓練を受けているのでただ命令に忠実なだけでなく、自分で多くのことを考え、それぞれの個性を持っていた。このためクローンに許されていなかった個人の名が与えられるようになったのだ。
アイラのもとブライは惑星ホノガーではジェダイを裏切った
クインラン=ヴォスと行動を共にするが、これもアイラがクインランと共同戦線を張ることを命令したからであり、アイラの命令に従ってクインランの言うとおりに動いていただけだ。コマンダーブライにとっては共和国が絶対的なものであり、共和国を裏切ったクインランを敵視していたのは当然だった。アイラを裏切ったクインランをブライがなんのためらいもなく撃ったのは言うまでもない。
アイラとともにクローン戦争を戦ったコマンダーブライは、『スター・コープ』を率いてニュー・ホルスティス、ホノガー、アンザット、サルーカマイと次々と転戦。多くの戦場を戦った歴戦のコマンダーとなり、アイラとも自分達の終わりなき戦いの中信頼関係が生まれていた。
フェルーシアに移動した『スター・コープ』とブライ、アイラはこの惑星で独立星系連合のコマース・ギルドのドロイド工場を破壊。敵を掃討していた。まさにこの時、皇帝となった
パルパティーンからオーダー66が発せられたのだ。これはジェダイが共和国を裏切った・・・ジェダイを殺せという命令だった。クローンはジェダイの将軍に従っていたが、その忠誠の絶対的なものは共和国にある。ジェダイが共和国を裏切ったとなったらクローンはなんのためらいもなく彼らを率いていたジェダイを殺したのである。コマンダーブライもまた、この命令を忠実に実行した。先頭を行くアイラは信頼するクローン部隊に背中をみせていた。そこにブライと『スター・コープ』のトルーパー達はいきなり十字砲火を加えてアイラを殺害したのである。