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TV映画「リアル鬼ごっこ」柴田一成監督
07年。 粗筋はgooより。 不良高校生の佐藤翼はそのとき、対立する不良グループから必死で逃げていた。追う不良グループのリーダーも同じ苗字の佐藤洋。二人はもともと幼馴染だったが、いつからか仲たがいしてしまったのだ。この日はとうとう洋たちにつかまってしまった翼。しかしその瞬間、信じられない出来事が起こった…。 日本に最も多い苗字である佐藤姓の人間だけをリアルな鬼ごっこの標的として狙う未来の王様、その陰謀から逃げまどう現代の佐藤姓の若者たちの姿を描く。原作は山田悠介の同名小説。主演は『蝉しぐれ』の石田卓也。共演に谷村美月、吹越満、柄本明など。不思議な世界観のもと、逃げる若者たちの姿をリアルに描いた、サスペンス溢れるサバイバル・アクションである。 一方の世界の住人が死ねば、その人物に対応する、他方の世界の住人も死ぬ。この約束事では、パラレルワールドにならないと思うのだが。 しかし、その約束事を利用して、柄本がなんら疑われることなく殺人を繰り返すアイデアはよい。 そして柄本が超能力者として君臨する。ここまではいい。そのあとがいけない。超能力者として崇められる柄本は日本に王制を敷いて、自ら王に即位する。これではさすがに説得力がない。 しかも、柄本の王宮が見事にセット丸出し。閑散とした王宮は、どこかの雑居ビルの内部にしか見えない。柄本が鎮座する玉座の、まあ貧相なこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/10/16 11:11:55 PM
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