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カテゴリ:展覧会
「ベルリン国立美術館展」九州国立博物館
ベルリン国立美術館群は、1830年にかつてのプロイセン王国が設立したヨーロッパで最も古い公共博物館「アルテス・ムセウム」(旧博物館)よりその歩みをはじめ、ベルリンの壁崩壊から10年を経た1999年にはユネスコの世界文化遺産として登録された、世界最大規模の博物館複合施設です。プロイセン王国の強大な経済力を背景として国家的な規模で収集されたそのコレクションは、世界中の芸術・文化を網羅する百科全書的な規模と内容を誇りますが、とりわけ高い評価を受けているのがヨーロッパ美術の名品の数々です。 本展覧会では、そのようなベルリン国立美術館群の優れた所蔵品のなかから、絵画館、ボーデ美術館、素描版画館の3館より、選りすぐりの絵画、彫刻、素描作品(計107点)を紹介し、15世紀から18世紀までの400年にわたるヨーロッパ美術の精華をご覧いただくものです。 日本初公開となるヨハネス・フェルメールの《真珠の首飾りの少女》は、光の天才画家の数少ない真筆作品のなかでも傑作の呼び声が高いものです。また、イタリア・ルネサンス期の巨匠であるボッティチェッリによる『神曲』の素描は、門外不出といわれていますが、今回特別に出品いただきました。そのほか、ベルリン国立美術館が誇るオランダ・レンブラント派の≪黄金の兜の男≫、ドイツを代表する彫刻家リーメンシュナイダーの貴重な木彫など、名品ぞろいです。これらを通して、15〜16世紀のイタリアや、ドイツ、フランドルなど北方の美術、ルネサンス期の宮廷文化から17世紀のドイツの三十年戦争やオランダ黄金時代、18世紀啓蒙主義の時代にいたるヨーロッパ美術の400年を概観するまたとない機会になることでしょう。 最後になりますが、本展の開催にあたり、貴重な作品をご出品くださいましたプロイセン文化財団やドイツ政府をはじめ、ご協力、ご支援を賜りました関係各位に、心から御礼申し上げます。 (九州国立博物館HPより) 神戸のフェルメール以上の大混雑だと聞いていたので、朝一番で臨むべく西鉄大橋駅前のホテルに前泊。 早起きして開館9時半の30分前に到着したが、すでに行列が出来ていた。畏るべし、フェルメール。 入場後は他の絵には目もくれず、一直線にフェルメールを目指す。音声ガイドを利用する人たちは展示順に観て行くので、入場後しばらくは入口付近に集中している。それをうっちゃって、とにかく奥へ。 案の定、神戸の時とは違って、フェルメールの前にはさほど人がいない。至近距離で思う存分堪能できた。 その後は入口付近に戻り、展示順に鑑賞。 図録(2,500円)とお土産を少々購入して、博物館を後にする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/12/01 08:41:11 PM
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