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TV映画「悪魔のいけにえ 公開40周年記念版」トビー・フーパー監督
74年米。 Amazon Prime Video。 粗筋は映画.comより。 殺人鬼レザーフェイスの恐怖を描いたホラー映画の金字塔。監督は、これが商業映画初作品だったトビー・フーパー。アメリカのウィスコンシン州で実際に起こった残忍な殺人事件をもとに、旅行中の若者たちがテキサスの片田舎で殺人鬼に襲われる様を描いた。サリー、ジュリー、フランクリン、カーク、パムの5人組は、夏休みを利用してドライブ旅行に出かけ、その途中でヒッチハイクをしていた男を車に乗せる。しかし、男はナイフで自らを傷つけるといった行動を繰り返し、異常を感じた5人は男を車から追い出す。やがて一軒の洋館を見つけた5人は、その家に立ち寄るが……。1974年に製作され、日本では75年に初公開。2015年、日本公開から40年を記念した「40周年記念版」がブルーレイ発売&劇場公開。同バージョンは4Kスキャニングによる最新マスターを使用し、字幕や吹き替えも新規収録。 出演はマリリン・バーンズ、 ガンナー・ハンセン、アレン・ダンジガーら。 言わずと知れた、ホラー映画の古典。40周年記念リマスターにより画質が向上している。 ブードゥーの秘儀として扱われていたゾンビーを、ジョージ・A・ロメロが「生ける死者の夜」一作で、その後数多のエピゴーネンを生むことになるメジャーなジャンルに押し上げたのと同じく、素人に毛が生えた程度の監督だったH.G.ルイスが「2000人の狂人」で創始したジャンル、スプラッター映画を、トビー・フーパーがこの一作でメジャーに押し上げた。ジェイソンもブギーマンも、これがなければいなかったかも。 ということで、この作品は間違いなくホラー映画の古典なのだが、改めて見ると大して怖くはない。恐怖よりも、全篇を覆う不健全な雰囲気が先に立って、一言でいえば気持ち悪い。レザーフェイス一家の狂気に戦慄する。 レザーフェイスが最初の犠牲者をハンマーで殴殺して鉄扉を閉める、あの瞬間は、ホラー映画史に残る名場面。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/10/03 12:22:26 AM
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