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テーマ:サッカーあれこれ(19788)
カテゴリ:深読みオシムジャパン
J’s Goalに載っている、オシムさんのインド戦後のコメントをもう一度読んでいて、あれだけ派手な活躍をした播戸に対して、何も言ってないのに気がついた。
オシムジャパン結成以来指適されてきた決定力不足を見事にはねのけた播戸の2ゴールは、格下相手とはいえ、うれしくないはずはない。それは、ニュース性という意味でメディアにとっても、同じだろう。 誰も質問しなかったのか、後で編集されたのかは分からないが、私はこれに、オシムさんの無言のメッセージを感じる。うれしいけど、あえてしゃべらなかったのだと思う。 そして、17日の「06年度S級コーチ養成講習会」の講師として、 戦争の方が力関係で(勝敗が)はっきりしている。サッカーは(力が劣っても)戦略で勝てるから楽だ。 戦術的には限界に達している現代サッカーには「アイデアやリスクを冒す余地は残っている。よくなる余地はあるが、どの方法でやるかしか残されていない。ただ、そのレシピはない。 今日の話をすべて実現できればユートピアだ。夢見るのはいいが、実現は難しい。でも、日本がW杯で優勝することを夢見てください。ちょっと近づくだけで楽しいでしょう。 と言っている。(デイリースポーツ) フィジカルが、多少劣っていても日本人の持っている敏捷性や組織力を武器に、様々なことを、全員が、全力でリスクを冒しながら試してみる価値は十分ある。 ただ、私が新しい日本代表で目指そうとしている、10プラス1人が、巧みにそしてスピーディーに連動して得点するサッカーには、必然的にものすごいヒーローというのは、出にくくなる。 言い換えれば、1点はチーム全員のものだということを選手だけでなく、メディアもファンも、強く理解しなければならない。だから、特別に、播戸の名前だけをあげる事はできない。 オシムさんは、こんな事を言いたかったのではないだろうか? それにしても、この時期に軽い冗談だとしても、彼の口から楽しそうに、日本がW杯で優勝する夢、ということばを聞かされると、ひょっとしたらと、つい思ってしまう。 実はオシムさん、すごい手応えを感じているのかも? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.17 10:28:47
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