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テーマ:サッカーあれこれ(19788)
カテゴリ:深読みオシムジャパン
サウジアラビアとイラクの決勝は、イラクに分があると思っていた。それは単純に思いつきで、いわゆるモチベーションというやつだ。国が政治的、宗教的にメチャメチャで、サウジアラビアは、その直接的な原因を作ったアメリカ寄りだ。
サウジアラビアの選手は、もちろんそれを知っているから、そんな事はないと言っても、見えないところでほんの少しだけ腰がひけていたとしてもおかしくない。結果的に、イラクはそこを突いた。 同じ事が、オーストラリア戦の日本代表に対しても言えるし、日本戦の韓国チームに対しても言える。 こういう物語的なモチベーション、リベンジとか、傷を負っているとか、お前だけには負けたくないとかは、想像以上の力を発揮するし、実際、試合を決める。ただ、これは相対的なモチベーションで、奮い立たせるものがなくなった時、そのチームは意外にもろくなる。サウジ戦の日本がそうだったとも言えるし、2回も直後に追いついたのだから、そうでないとも言える。 一般的に韓国戦では、いつも日本が、腰が引けている様に見える。サポーターも、韓国戦、何か嫌だなと内心思っているかも知れない。少なくとも私は、そうだった。サポーターとして無意識に腰が引けていた。これは、単に自分だけなのか、他の人にも聞いてみたい。 力の差が少しで、怖いもの知らずでガーッと来る相手には、どのチームも手こずる。ケンカと一緒だ。特に日本人はこういうのは、苦手だと思う。国民性というより、みんなあんまりケンカしないし。まあ、これはいい事でも悪い事でもない。ただそうなだけだし、テメエと言われて、それに付き合って同じ土俵に上がったら、相手の思うツボだ。 アジアでは、力が接近してきて、中東諸国もこれからは、もっと韓国のように攻めて来るだろう。そのたびに、攻め切れない日本は見たくない。 じゃあ、どうすればいい?当たり前だが、本当にケンカが強くなればいいのだ。相手がどういうモチベーションで来ても、自分たちのサッカーを信じてそれを実行する。これは、絶対的なモチベーションだろう。日本は無言でパンチを出す、あるいは、冷静に一歩下がる、必要なら2歩でも3歩でも下がる。こういうのが、日本には合っている。 本当にケンカが強くなるには、手間と暇がかかる。次に何をやるかを、オシムさんも選手たちも考えている。ネットにも、いろいろなアイディアがあふれていて、否定的な意見も含めて議論も盛り上がっている。 事あるごとに、向かっている方向は間違ってない、という選手のコメントを目にする。ゆっくりでもいいから、それを確実に形にして欲しい。 売られたケンカを真正面から受け止めるのは、男らしい(?)が、落とし穴も多い。これにちょと関連して、KET SEE BLOGのBBSに、いぶし銀左脚さんのユニークですこし笑えて、かなり考えさせられる「オシムのサッカー凄い!!・・・かも」という意見がのってます。ぜひ、のぞいて見て下さい。 ベトナムの気候が、かなり過酷だったので、ちょっと好奇心から、2010年にワールドカップが開催される、南アフリカのダーバンの気候を調べてみた。 アフリカだから熱いと単純に思い込んでいたが、南アフリカは南半球で、6月、7月は冬の真っ最中だ。そして、平均気温は、最低が5度位、最高が20度前後だ。雨も少ないみたいだし、考えながら走るサッカーにはかなりいい環境だ。オシムさんはもちろん、確認済みだろう。ただ、その前に突破しなければならないアジア予選が、どこで行われるか、調べてもわからなかった。誰か教えて下さい。 South African Weather Service お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.31 10:47:23
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