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マックス爺のエッセイ風日記

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2008.06.19
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カテゴリ:生活雑記
 東北地方でも今日から梅雨雨に入ったとか。まだ雨が降り出していないため、あまりそんな実感はないのだが。一方早くから梅雨入りした沖縄では、つい2、3日前に梅雨が明けたスマイルと聞いた。きっと今頃は連日30度を超える暑さ雫になっているのだろう。その暑い沖縄本島を、来月は1人で縦断足跡を試みる予定だ。

 さて、さる方が言葉の遣い方で嘆いてショックおられた。いや正確には、かなり憤慨していた怒ってると言った方が適切かも知れない。その対象になったのが「五月晴れ晴れ」。本来は梅雨雨の合間の晴れ間晴れを差すこの言葉を、新聞社が取り違えて使っていたと言うのだ。でも私はそんなことで憤慨しても仕方がないように思うのだ。

 言葉キスマークの意味が時代によって違って来るのは当然のこと。人間は間違って言葉を使うことも結構多いウィンクし、どんどん変化するのが言葉の特徴とも言える。それに、その言葉が良く遣われていた時代と現在とでは大いに状況が違っている。第一に使用していた暦が違うのだ。

 現在私達が使っている暦は太陽暦晴れノート。これは地球が太陽を公転する足跡周期を用いている。4年に1度だけ2月に1日分を追加して誤差を埋めているが、それでも狂うため「うるう秒目」を挿入することもある。一方月の満ち欠け月を基に作られた暦が太陰暦月ノート。これだと1ヶ月は29.5日で、太陽暦より1年で約11日間短くなるびっくり

 この両者を併せて作られたのが太陰太陽暦でいわゆる旧暦ノートに相当する。中国で用いられたほかギリシャ暦やユダヤ暦も旧暦の仲間だそうだ。旧暦では誤差を解消するために19年に7度、閏月(うるうつき)を挿入する由びっくり。日本の古い文献でも「閏二月」とか「閏八月」などの記載に出くわすことがある。「秒」でも「分」でも「日」でもなく、正規以外の「月」を別に作るのだから何とも大らかな時代スマイルだったのだ。

 「五月晴れ晴れ」もこの旧暦ノートを使っていた時代の産物。まして日本のマスコミが良く用いる「立春さくら」や「啓蟄さそり座」などの二十四節気は、旧暦の北京周辺の気候を基準にして作られた言葉なので、現在の我が国の季節感と異なるのは当然のことなのだ。そちらを問題にしないで、「五月晴れ」の本来の意味を説いてスピーカも虚しいように思う。

 まだ旧暦ノートを用い、人口の9割以上を農民が占めていた時代は、春になって種を蒔く時期を山富士山に残る「雪形雪」で判断することも多かったとか。先日大震災に見舞われた栗駒山も「駒」=馬馬の雪形が名前の由来と聞いている。山の雪が馬馬の形になる頃をあの付近の農民は、農作業の目安目にしていた訳だ。淋しい話だがそれらの先人の智慧きらきらも、農業の担い手雫が減り、地球温暖化など環境の激変ショックによって、今やすっかり忘れ去られようとしている。涙ぽろり





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Last updated  2008.06.19 17:08:04
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