2869891 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012.03.09
XML
カテゴリ:仕事の話
 爆弾どくろアルザスロレーヌ地方はフランス領、ドイツ領となることを繰り返した。1871年の普仏戦争(ドイツのプロイセン王国対フランスの戦い)の敗戦で、フランスはこの地方を明け渡すことになる。ある日学校に遅刻した少年が教室に入ると、いつもは煩い先生が穏やかに彼を招き入れた。学校足跡

 スピーカそして「明日からこの地方の学校ではドイツ語でしか教えてはならなくなる。今日がフランス語で行う最後の授業だが母国語を忘れない限り祖国は心の中にある」と話した。その時ドイツ兵が吹き鳴らすラッパの音がし、先生は口を閉ざす。恐ろしくてフランス語を話せなくなったのだ。彼は黒板にフランス万歳と書き、皆は教室に別れを告げた。ドーデーの短編小説「最後の授業」は、確かこんな内容ではなかったか。ノート目

 会社私は今日、「最後の授業」ならぬ警備員としての最後の研修を受けた。来月から清掃員に変わるのだが、今月末までは警備員としての資格を有する。そのために半年に1度「現任教育」を受ける必要があるのだ。研修センターに着くと同時に、教育担当の部課長にこれまでお世話になったお礼を述べた。私が今の会社に入ってから警備員として勤務したのは6年間だった。ウィンクグッド

 びっくり!それ以前の現場が入札で敗れ、警備員として現在の現場で再出発することになったのだ。この間に4回応募した「警備員論文」は入賞が3回、入選が1回。また2回応募した「安全標語」は、1回が入賞で1回が入選だった。何も知らずに配属された業務だが、本当に良い経験が出来たと思う。そして今日受けた「最後の研修項目」も相変わらず多彩だった。ノートえんぴつ

 オーケースマイル大原則である「警備業法」の基本理念、礼式の実技、言葉づかい、国旗の取り扱い、出入管理、不審者への対応に関するグループ討論と発表、火災への対応と実技、震災時の救出法、防御法の実技などを資料やビデオを交えて教授された。まる8時間の「缶詰め」でも疲労を感じないのは、緊張感があるからだろう。最後に挨拶をして会場を後にした。ダブルハートバイバイ

 うっしっし警備員仲間との会話から他の現場の実態を知り、仲間の多彩な経歴を知り、業界の現状や会社の意向を知ることが出来たのは有益だった。警備員としての6年間は緊張の連続と言いたいところだが、最近は初心を忘れ「たかを括って」いた点もあったと反省。自らの行動が契約先や会社に迷惑をかけることにもつながる業務は気を抜けないと、最後の研修でも再認識させられた。オーケーウィンク

 マル秘この任務を離れたら直ちに警備服などをクリーニングに出し、会社に返納する。これはもちろん悪用されないためで、警備服の着用による「信用」を逆手に取る犯罪も可能だからだ。今月は残り20日あまりだが、実際に勤務する日はさらに少ない。最後まで気を緩めずに勤務したい。本当に安心するのはその後。4月からは新たな視点で安全に注意しようと思う。赤ハートスマイル





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.03.09 21:23:35
コメント(3) | コメントを書く
[仕事の話] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.