カテゴリ:健康
日本列島が寒波に襲われた昨日、岡山でも初雪が降ったと聞いた。12月に入ってから今日で3日。今年も例の物がボツボツ届くようになった。喪中葉書である。92歳の母親を失った友の悲しみはどんなだろう。70歳の妻を失った友。奥様は私と同じ不整脈の手術を受けたことがあった。死因は腎臓がんだった由。そして68歳の友の死因は胃がん。奥様の丁寧な字が悲しい。 体調が悪かった間も、一日としてブログを休まなかった。もうかつてのように走ることは出来ないが、有難いことに頭だけはまだ何とか動いてくれる。そのブログでも病気と戦っている友がいる。重いハンディを負っているのに、健気に生きている姿を見ると、私の体調などまだマシな方だと思えるようになる。人間歳を取れば、健康に障害が起きるのは避けられない。それとどう向き合うかが老後の課題なのだろう。 「僕なんか久米島へは行けませんよ」。先日病院でMドクターが何気なくつぶやいた。私が久米島マラソンの話をした時だ。私は驚いた。病院の院長なら沖縄旅行など簡単だろうに。さらにドクターが言う。「この病院を建てた時の借金を70歳まで払い続けなくちゃいけないんですよ。僕の家は貧乏で、支援を受けられませんでしたからね」。新潟出身の彼は、医学部を卒業後、そのまま仙台に居着いたのだろう。正直な話に、却って親しみが増した私だった。 先月の末、雨の中を会場に急いだ。ウルトラマラソン仲間である宮城UMCの忘年会の夜だ。坂道に散らばるイチョウの葉が雨に濡れていた。これは絵になると思ったが、生憎この日はカメラを持って行かなかった。久しぶりに会った走友達。同じテーブルのS村さん、O内さんと歴史談義が出来たのがとても嬉しかった。会長のM仙人はじめ、A山さん、F田さん達70代半ばの先輩が、まだ元気でレースを走り続けているのは驚きだ。 T田氏撮影分 走友達の今年の活躍の話も1人ずつ聞いた。私が今年出たレースは「いわて銀河」の50kmと「久米島」のフルのみ。それも2つ共時間外完走だ。来年は出られるレースは皆無だろう。8月の合同練習会「薬莱山」で、出来たら20kmくらい最後に走りたいものだ。昨年、今年と体調が急変して苦しんだ夏。来年のことは来年にならないと分からないのが実情だが、ヘルシーな料理と走友が差し入れてくれた酒に、思い切り酔っ払ったその夜の私だった。 そうそう、スポーツ界で嬉しいことがあったので書いておこう。1つ目が先日中国で負傷したフィギュアスケートの羽生選手がNHK杯で4位になり、奇跡的にグランプリファイナルに出場出来たこと。2つ目がスキージャンプのレジェンド葛西選手が42歳5カ月で優勝したこと。どちらも日本国民に勇気を与えてくれる快挙だった。そして3つ目が冬期オリンピックの開催地に札幌が名乗りを上げたこと。12年後のことだが、もし実現したら嬉しいねえ。 昨日は仙台でも目まぐるしく天気が変化した。低気圧が通過したのか突風が吹き荒れ、晴れたと思ったのに突然雨が降り、私は傘を差して郵便局へ行った。年賀状を買うためだ。年々出す枚数が減る年賀状。かつて70歳を迎えた上司から「もう年賀状を出すのが辛くなった」と書いたのをもらったことがあった。自分がその歳になって、なるほどと思う。夜、街宣車が煩い。いよいよ衆議院議員選挙の始まりだ。さて、今回国民はどんな選択をするのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|