カテゴリ:写真
昨年の10月下旬、私は仙台市歴史民俗資料館を訪ねました。ここで「れきみん秋祭り2015」が開かれることを知っていたからです。参加するのは初めてでしたが、宮城県内などの伝統芸能が観られると喜び勇んで出かけたのです。会場の公園には何やら屋台が並んでいます。そして芝生では伝統芸能が間もなく始まりそうですよ。 先ずは公園内に設置されたお店屋さんの方からご案内しましょう。最初は仮面屋さんのお店でした。 ここは「おいしい屋台」のコーナーです。昔懐かしい「芭蕉煎餅」が並んでいました。芭蕉の葉のように大きな「せんべい」なんですよね。これは仙台独自のお菓子かなあ?江戸時代から中心街には「芭蕉の辻」と言う四つ角もあったんですよ。 今でこそ寒さで震えていますが、この頃は結構気温が高く、かき氷屋さんも出ていたのです。 女の子が頼んだのは、青いシャーベットでした。 こちらはタコ焼きの店先。美味しそうな匂いが漂っています。 最後は焼きそばの店。ソースの匂いがプーンとしていましたよ。 伝統芸能の合間に歴史民俗資料館に入ると、伝統工芸の実演をやっていました。この日は仙台箪笥(たんす)の飾り金具のベテラン職人、八重樫榮吉さんの実演でした。 暗がりの中で八重樫さんが懸命に作業していました。金属に「たがね」を当て、金槌で丹念に叩いています。 下書きと完成した彼の作品です。 見事な龍です。 これも龍ですね。 これは唐獅子でしょうか。 繊細な鹿の姿です。 唐子(からこ:中国の童子)です。 牡丹の花です。 菊の花です。これらは漆塗りのケヤキの箪笥に釘で打ちつけられ、飾りになるのでしょうか。多分このままではなく、重厚な色を塗られるように思うのですが。明日からは各地に伝わる伝統芸能(舞)をご紹介しますね。どうぞお楽しみに~!!<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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