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マックス爺のエッセイ風日記

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2016.08.25
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 「アヴェ・マリア」は美しい曲だが、リオに現れた「安倍マリオ」には世界の人々が驚いたのではないか。もちろん次期開催国の首相として登場したのだが、誰も予想出来なかった登場の仕方でビックリした。私の印象は「そこまでやるか」と言うもの。you tubuで観た中国の若者の反応は、「あそこまで出来る自由な国が羨ましい」と好意的な意見が圧倒的だった。


            

 8月6日。ある人がブログで平和に関する記事を書いた。だが広島の原爆資料館には2度行って2度とも中に入れなかったそうだ。私は中学生の時に大田洋子の『人間襤褸』を読んだ。「襤褸」はらんると読み、ぼろ切れのことだ。作者は広島原爆の被害者で、原爆が投下された広島の街で起こったことがつぶさに記されている。中学生にとっては厳しい現実だったが、私はその時に原爆と言うものの実態を知ることが出来た。


 

 原爆資料館を観たのはその35年後のこと。高熱で溶けた弁当箱や、一瞬で焼け死んだ人間の影が焼き付いた階段など、今でも忘れることが出来ない。だがもっと鮮烈な印象は15歳で読んだ『人間襤褸』。文字通り10万人もの人間がぼろ切れのように焼け死んだのだ。折角原爆資料館に行きながら見る勇気のない人が平和を語っても説得力はない。現実を直視出来ない人の意見はあまりにも軽過ぎると私は感じた。


           

 沖縄県の翁長知事が先ごろ政府に来年度の沖縄振興予算として3千億円を要求した。普天間基地の辺野古への移転に関してはあれほど抵抗している男が、こと沖縄振興になると抜け抜けと掌を返すように近寄って来る。米軍那覇軍港の浦添市への移転に関して、那覇市長でもあった翁長氏の意見は二転三転して困ったと浦添市長は語る。沖縄本島11の市のうち、9つの市長は辺野古への基地移転に賛成しているのだが。


   

 7年ほど前、私はリュックを背負って沖縄本島の北部を走っていた。4年がかりで沖縄本島を単独一周するのが目的だったが、東村の高江付近から山へ入って見た。ヘリコプター基地建設の反対小屋があったからだ。目の鋭い男が1人いて、私をジロリと睨んだ。直ぐにヤマトンチュー(内地人)と分かったのだろう。沖縄勤務時代の部下によれば、反対小屋には人がたくさん集まっているとのことだったが、その時見たのはたった1人。それも反対派の党員のように思えた。


              

 やんばるの米軍演習地は広大で、ジャングルでのゲリラ戦の訓練をしてるのだろう。そこに3つのヘリコプター基地を作って移転し、残りは返還する計画のようだが、これにも反対しているのだ。恐らく反対の理由は自然破壊だろうが、本音は返還されても困るからだろう。未開の山など返されても二束三文にしかならない。それなら毎年確実に手に出来る基地借料が彼らには重要な収入源なのだ。

 変な話だが、そんな場所は名護市にもある。基地の返還を申し入れても応じないのだ。もちろんお金のためだ。それなのに米軍基地反対を叫ぶ矛盾。それにやんばるの広大な演習地が返されたら、彼らが声高に叫ぶ「米軍基地の75%が沖縄にある」とのパーセンテージが一気に下がるではないか。それなのに反対するのは矛盾でしかない。


 

 尖閣諸島の領海へ連日のように中国の艦船が侵入している。なぜこれに沖縄県民は反対しないのかが不思議でならない。あそこは貴重な漁場で、反対しているのは島が所属する石垣島の島民だけだ。少し前、沖縄県の代表などが国連の人権委員会に沖縄では先住民の人権が阻害されていると訴えた。

 これはおかしい。沖縄の人たちは昔から琉球語を話しているが、これは日本語の方言に過ぎない。それに琉球王朝の公用文は「ひらがな」であり、中国の漢字ではなかったのだ。竹富島の赤崎集落には、自分たちは平家の末裔と主張する人々がいるし、沖縄本島東部の島には、先祖が倭寇だったと言う集落も多いのだ。


       

 日本海の竹島と東シナ海の尖閣諸島は韓国、中国と領有権を争っているが、両島ともれっきとした日本領であることは歴史が証明している。それが不承知なら、両国は国際司法裁判所へ訴えたら良いだけの話。それが出来ないのは、事実がばれるのが怖いからだ。竹島は戦後まだ日本が国連に復帰出来ないでいる期間に奪われた。いわゆる「李承晩ライン」に組み込まれて、手出しが出来なかったのだ。


 

 今般整備された安保関連法案を「戦争法案」と呼び、「徴兵制」に繋がると主張する政党がある。これはおかしな話だ。泥棒がいるのに鍵をかけない家があるだろうか。痴漢がいるのに裸で出かける人がいるだろうか。自国の領土は敢然と守る。これは独立国として当り前の行為。これに「いちゃもん」をつける人の気が知れない。


       

 かつて日本軍が済州島で韓国の若い婦女子を無理やり従軍慰安婦として連行したと言う吉田清治の本はインチキだった。だが朝日新聞は事実を調査せず、それを正しいこととして30年間放置した。国連の人権委員会もそれを事実と認識し、アメリカやオーストラリアに慰安婦像が建てられるきっかけになった。

 今吉田清治の長男は取材に応えて言う。「父が済州島へ行って取材した事実はなく、自宅で原稿を書いていた。もし許されるなら自分がクレーン車を運転して、世界中の慰安婦像を撤去したい」と。


 

 私は朝日新聞は漫画と連載小説しか読まない。面白くないからだ。関口宏の「サンデーモーニング」は前は観ていたが今は観ない。内容が偏っているためだ。ある政党の「顔」になってる女優。彼女は好きな女優だが、党の看板になるのは出来れば止めて欲しい。日本は自由主義の国。これほど自由な国もなかなかないだろう。だが無責任では困る。自由と責任は表裏一体の関係にある。

 私は歳を取って保守的になったのだろうか。いや、あの民主党政権時代のていたらくを目の当たりにして、幻想が消えただけの話だ。大学生の政治集団シールズも解散した。どうも就職に不利と言うのが理由の一つらしい。その程度の認識なら消えて当然。人間、時には自分が嫌いな物も食べることが必要。食わず嫌いでは本当の味が分からない。それに真贋を見抜く力も必要不可欠と私は考えている。





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Last updated  2016.08.25 11:36:35
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