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マックス爺のエッセイ風日記

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2017.01.07
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テーマ:★人生論★(325)
カテゴリ:人生論


  体が微かに揺れている。また地震だろうか。東日本大震災が発生して早や6年近く経つと言うのに、今も余震が続いている。発生当時の余震は激しく、震度5程度の余震が日に4、5回は起きた。だからいつも体が揺れているように感じていた。それを「地震酔い」と言うのだそうだ。「船酔い」や「車酔い」は聞いたことがあったが、「地震酔い」は初めて聞いた。


                      

 胸苦しさに目が覚める。不整脈が起きたのだろうか。布団の中で手首に指を当てる。確かに脈が弱く、少し乱れている。どうやら夢を見たようだ。不安が私に夢を観させ、脈が乱れたのだろうか。それとも脈の乱れが夢に繋がったのだろうか。部屋の明かりを点け、睡眠導入剤を半分に割って服用。脈が徐々に治まり、やがて再び眠りに就く。こんな時はブログの予約システムが有難い。


  
 
 高齢者の年齢を75歳に引き上げる考えがあるそうだ。現在は65歳からが高齢者。私もその歳から仙台市の「豊齢カード」をもらい、市営の施設利用がほとんど無料になった。70歳からは市営バスや地下鉄料金が10分の1で済むカードをもらい、医療費の自己負担も1割になった。床屋は千円で済ませ、映画館は1100円のシニア料金なのが有難い。確かに今の65歳が高齢者とは思えないのも事実だが。


                

 ある人の年賀状に、「70歳を過ぎたら、去年出来たことが出来なくなった」と書かれていた。2番目の職場の後輩だ。まだ元気そうに見える彼女でさえも、そんな感慨を漏らすようになったのだ。ましてや不整脈の手術を3度受け、緑内障で視野が極端に狭いなどの症状を持つ私は、正直不安だらけの日常だ。ブログを日課として熱中してるのも、不安払拭のためとも言えようか。


  

 お節料理の残りもほとんどを食べ尽くし、冷蔵庫内の食材も残り僅かとなった。ギリギリまで辛抱しているのは外へ出るのが面倒なのと、寒いためだ。このところ寒さが一段と厳しい仙台。「小寒」以降を「寒の入り」と呼ぶらしいが、今はまさに厳冬期。散歩をするのも走るのにも勇気が要る。洗濯物も溜めているが、これはまだ洗濯するには量が少ないと判断してのこと。


               

 「お父さん、少し走ったら?」。何年か前、妻にそう言われたことがあった。三浦雄一郎が80歳でエベレストに登頂した頃だ。確かに老人でも鍛え方によっては、より困難なことに挑戦出来る可能性はある。それに彼も不整脈の持病を持っていることは知っていた。だがその頃の私は、発作が出て体調が良くない時期だったのだ。

 健康状況を他人と比較しても無意味。周囲の人が絶えず健康状態をチェックしてくれる大金持ちの彼と異なり、私は自分自身で管理せざるを得ないのだ。特に寒さが厳しくて血管が収縮してる冬は、無理は禁物。少々ずぼらな方が良いと決め込み、極力まったりと過ごすことにしている。大笑い


    ≪103歳の言葉≫

 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。

  曰く。「知識に加えて、感覚も磨けばものごとの真価に近づく」。

 補記には「虫が知らせる、虫が好かない、を大切にする」とある。まあ感覚の鈍い芸術家はいないだろうし、物事の本質を見抜く力があれば、より真実に近づけるのも道理だと思う。超一流の技能を備えた芸術家は、私たちのような凡人とは異なってその感覚も異常に研ぎ澄まされているはずだ。その特別な存在の人が、100歳を過ぎてなおこのように考えること自体が超人の証だろう。





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Last updated  2017.01.07 04:30:03
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