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マックス爺のエッセイ風日記

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2017.11.05
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カテゴリ:旅、温泉
<5日目の家路>

  

 10月23日、旅の5日目。本当は3泊4日のグルメ旅だったが、台風の影響で日程が1日延びた。まあ忘れられない思い出になるだろう。ゆっくりの出発のため朝風呂へ。大浴場は7階にあり、ここから城跡に建つ高校を撮ろうと思ったのだ。コンクリート造りで面白みはないが、それなりの雰囲気はある。湯気でレンズが曇る。後日ローズコーンさんがこの城の付近にお住まいだったことを知る。まさに奇遇だ。

   
                

 乗ったのは福江発11時10分のORC92便。対馬もそうだったが、乗客はこんな風に空港ビルから飛行機の前まで歩くのだ。まだ風がある。福岡まで45分のフライトだが、揺れるのは覚悟の上。それでも1日遅れで帰れるだけまだマシか。

   福岡空港北出口の巨大水槽  

 11時55分福岡空港へ着陸。ここでツアー仲間とはお別れだ。羽田へ行く長野組。新千歳へ行く札幌組。人数が多い新潟組。仙台行きの夫婦連れは新中部空港経由で一足早めに。そして私は仙台への直行便での1人旅。これが17時10分発だから、何と5時間以上の待ち合わせなのだ。それでも飛行機に乗れ、今日中に帰れるだけでもマシ。それに私は辛抱に慣れているし。

  

 先ずはともかく腹ごしらえが必要。出来れば本場の博多ラーメンを食べたいとラーメン屋を探す。だがどこにも見当たらず、空港のフーズコーナーでワンタンメンを注文。その際に「予約装置」を手渡された。注文品が完成すると、それで呼び出すらしい。なるほど近代化はここまで来たか。淡泊なワンタンメンは、連日ご馳走を食べ続けた身にはとても新鮮な味だった。

                  

 それにしても5時間の待ち時間は長い。座る椅子もないので本屋でこの本を買い、早めに搭乗口へ向かった。閑散とした待合室。早速ページを開いて読んでみた。今年のノーベル文学賞を受賞した日系イギリス人作家カズオ・イシグロ氏の作品『わたしを離さないで』。確かに柔らかい文章で読み易くはある。だがそれにも退屈するようになった。夕刻が迫った時、何やら待合室の雰囲気が変わった。

  

 ゲートの前でカメラマンが待ち構えている。そこへ立派な体格の外人が何人か現れた。んんん?あの巨体は見覚えがある。それにあの風貌も。Yシャツ姿だが、あれはまさしくアマダー選手。前夜ソフトバンクに負けた東北楽天の選手たちが、同じ飛行機で仙台へ戻る所だった。ウイラー、則本、島内がいた。名前を呼んだら振り返ったのは抑えの松井投手。案外小柄な選手だった。そうそう。マスクをした嶋捕手もいましたね。

          

 ANA1277便は福岡空港を予定通り離陸した。仙台まで約2時間のフライト。この日の国内は台風の影響でかなりの便が欠航になった。きっと新幹線にも大きな影響が出ていたのだと思う。飛行機は少し揺れたが、さほど心配はなかった。雲の上はきれいに晴れていた。だが次第に暗くなり、やがて全てが闇に包まれた。

    

 19時、仙台空港に着陸。アクセス鉄道はやはり台風の影響があったようで、何分か遅れが出ていた。JRの最寄り駅からタクシーで帰宅。5日ぶりに自宅に電灯が点る。風呂を沸かし、洗濯物と荷物、お土産、旅先でもらった資料などを仕分け。ブログに無事帰宅の簡単な報告。そして作り置きのカレーを温める。さて予定変更の5日間の旅の話を、明日からどう書き始めようか。<完>





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Last updated  2017.11.05 07:12:18
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