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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.02.10
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カテゴリ:人生論
~月と雪と氷~

  

 昨夜遅く、風呂に入るため脱衣所に行ってビックリ。何と床がきたない。裸でも構わず、濡らした雑巾でごしごしと床を拭いた。汚れが落ちたのか、かなり雑巾が汚い。どうしたことだろうと思って、風呂から上がった後も裸でゴシゴシを続けた。しかし不思議なことがあるものだ。きっと雑巾が汚れ過ぎて逆に汚くなったのかも知れない。翌朝の洗顔時にも男は気になって、もう一度床を拭いたんだと。

                 

 目が覚めたのは日曜日の朝4時。まだ4時間も眠ってない。それなのになぜそんな時間に起きたのか。実はこの日は月に1度だけの「資源ゴミ回収日」なのだ。それでガレージに積んだ資源ごみを一気に片付けたいと思ったのだ。そして車で往復して運んでくれると言ったKさんとの約束の時間は8時。それにしてもあまりにも早過ぎるこの日の起床だった。早速男は着替えし、布団を上げた。和室の障子を開くと、真冬の空に煌々と輝く月が出ていた。これはブログネタにちょうど良い。男はそう呟いた。

  

 4時55分、1回目の血圧を測定。147の89、脈拍62。連日の疲労と寝不足の割には悪くない数値だった。このずっと後、全ての作業を終えた後8時15分の測定時は、130の86で脈拍63だった。寒い早朝の激務にも関わらず、依然として好調な様子に、男は一人笑みを浮かべた。

          

 これが昨日の朝食。1)刻んだキュウリとシソの実の漬物、シナチクが乗っかったご飯。2)具沢山スープ。3)アジフライの小片、野菜と豚肉のケチャップ炒め。4)納豆。6)大根おろし。7)さつま揚小2個。8)トマト、キュウリ、ピクルス。9)果物はリンゴの小片2とミカン1個。男は途中一度だけ咽たが、それでも最後まで食べた。一片アジフライだけは残したが、大作業を前に良くぞ食べたものだ。

  

 朝食を食べ終えた男が口内の掃除をしてた時、ふと気づいた。あれま、前歯の隙間に何かの骨が挟まってるぞ。そこでやおら小さめのピンセットとフロスを手に持ち、懸命に除去作業に励む男。だがあざ笑うように依然として骨は退こうともしない。最後にフロスで何とか取れた、出て来たのはアジの中骨。ほほうこんな物が。忌々し気に男は続けて朝食後の薬を飲んだんだと。6時ちょうど、いよいよ外へ。

          

 一口水を飲み、男は先ずトイレへ。ズボンは二本ともひも付き。立ったり座ったりの作業でズボンが落ちないよう、紐は硬く縛ってある。こんな寒い朝は直ぐにトイレに行きたくなるんだが、ズボンを脱ぐ時が危険帯ってわけ。それで用心のためにまず済ませた訳さ。もう外は明るくて、懐中電灯は不要だった。それに男の自転車は周囲が暗いと勝手に点灯する仕掛けなんじゃよ。オッホン。

            

 コラマテ慌てるな。こんな時は先ず準備だ。大きめの大きな本を手前に集める。そしておおまかに分類してしておくだよ。男は元大学図書館員らしく、「分類」と言う言葉を使った。これが後後ジワジワ効いて来て、作業効率がぐっと良くなったんだと。そして男は自転車の荷台には分厚くて丈夫な「チューブ」のロープでしっかり固定した。

  

 そして前の籠には軽めの物を丁寧に入れる。それで前後左右の安定を図るんだよ。そして重心が真っ直ぐだと、雪道でも大丈夫。それにこの程度の新雪ならほとんど滑らないことを、男は体験的に知っていた。そして資源ごみの数隻所でも、男は運んだ物を最初からきちんと場所を分けて、丁寧に積んで行ったのさ。自分のが入るだけじゃなく、町内の方のスペースもちゃんと空けて置いたんだねえ。ここでもまた男は「分類」と自慢そうに頷いたのさ。

          

 7時。一旦家に帰ってトイレに入った男が何かの音に気付いた。こりゃまずい。これは水道が凍るぞ。そして慌ててトイレの中にある「弁」を締めた。それは屋内水道の凍結予防のための装置。それが一瞬の機転で間に合ったらしく、「キンキン」言う金属音がやがて聞こええなくなって来た。次に男は「外水道」へ。だが既に遅く、バケツの水も外水道の蛇口も、完全に凍ってピクリともしない。零下5度以下に下がる日、外水道は予め「水抜き」する必要があるんだが、忙しさに紛れて男はうっかりしていたのだ。

  

 7時30分、全作業終了。もうガレージに「資源ゴミ」の山はない。夜はすっかり明け、実に清々しい朝だ。町内会の人も何度か私を不審げな目で見ていたが、ちゃんと自分たちの「スペース」が確保されているので、文句のつけようがないのだ。ワハハ、ワハハ、ワハハ。やった、やった、ついにやったぞ~。ぐー スマイル

            

 7時35分。屋内水道の凍結が解除され始め、やがて音を立てて水が流れ出した。こんな時は一気に噴出するため、やはり「弁」は絞る。あちこちで水が「暴れる」のを防ぐのだ。その時トイレの床も汚いことに気づいた。洞のお湯に手を突っ込んだ時、浴槽の汚れに気づいた。「これはひょっとして、原因は白髪染めか」と。ほえー???

  

 私の推理はこうだ。ある夜、私がした白髪染め薬が何かの理由(恐らくは汗か」に混じって浴槽に入り、そのお湯を使って拭き掃除をした結果、きれいにするんじゃんくて、逆に床を汚したと考えるのはどうだろう。それほど「白髪染め」は落ちにくい証拠だが、逆に困る場合もある。似たような例がベランダ。真っ黒になった水でいくら雑巾で拭いても、逆に汚したケースはなかったか。ほえー!?

            しゅうりょうご

 作業終了後、Kさん宅へ作業を終えたことを報告しに行った。「あんな重たい本をどうして」と訝る彼に私は言った。「俺は大学図書館で長く働いて来たので、本の扱い方は良く知ってるの」と。彼は一瞬呆気に取られたようだ。手伝うとは言ったものの、あれだけの作業をしたら体を怪我する恐れもあった。その山が消えてないのだ。「私は今朝4時起きだったので」そう言うと、彼はさらに驚いたようだ。

  

 「皮膚科」を探しに自転車で家を出た時、集積所の前では軽トラの荷台で親父が張り切って働いていた。良くもこんな立派な本を出したなあ。これは相当儲けたぞ。きっとそうほくそ笑んでいたことだろう。私が念願の皮膚科をついに見つけ、ついでに買い物まで済ませて帰宅した際に見たら、集積所にはもう一切の資源ゴミの姿はなかった。ハハハ大成功。そして今朝は早くから皮膚科へ行って来ますね。では。

 <注>挿絵は今年のカレンダーから借用したmものです。<不定期に続く> ダブルハートバイバイ





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Last updated  2020.02.10 17:37:17
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