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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.09.06
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テーマ:★人生論★(325)
カテゴリ:人生論
~老後を生きる~

  

 作家の内館牧子さんがTV番組で話してるのを聞いた。テーマは老後の話。端的に言えば自分が死んだ後の始末についてだった。未婚の彼女は女性作家としての苦労を重ねたはず。サバサバした性格なのか、自分は余生を楽しめればそれで良く、死後は不要だと思った品は捨ててもらって構わないと。もし遺産を相続する家族もいないのなら、そしてそれで済むのなら楽で良いとも思う。

                 

 このところ良く目にするのが曽野綾子と石原慎太郎の対談集のコマーシャル。かなり高齢な二人が死を目前にした今、何を考えているかという内容のようだ。カトリック信者の曽野と法華経を信じる石原。先ずはそれぞれの確固たる宗教心を羨む。曽野は88歳で夫の三浦朱門を見送ってからは、それまでの信念がさらに深まったように感じる。一方の石原も都知事時代は散々批判されたが、超然としていた。

  

 私が二人を羨む2番目の理由は、死後の心配をしないで済むことだ。葬式のことや財産の始末だ。曽野の遺族の存在は知らないが、石原には立派な息子が3人もいる。だから何の心配もなく死ねるはずだ。だが私はどうだろう。まだ生きているうちから財産の処理と葬式の心配もしている。それは2人の息子が遠くで暮らしているからであり、父親の死後の始末を出来るとも思えないためだ。

                   

 最近はポスティングで売家を求めるチラシが良く入る。それはわが家が高齢者の独り暮らしであることを住宅販売会社が知ってるからであり、チラシはその「出汁」なのだ。今ならどれくらいの値段で売れますよとのゼスチャーだが、私はそんな手には乗らない。家を売った途端に住む家がなくなるし、第一大型の家具を始末する必要があるが私にはまだそんな気はないし、体力もない。

  

 わが家を建てた大手の住宅メーカーからも、家の「サムストック評価」なるものを受けないかとの誘いが良く来る。これも来るたびに無視。彼らは家を建てるだけでなく、点検とリフォームでも家主に金を遣わせ、挙句の果ては家を買ってリフォームし、高く売り付けるのも商売の内。またわが家くらいの敷地があれば更地にして2棟建てられるかも知れない。とも角今は先方の都合に合わせる気持ちはない。

          

 本音を言えばこれからのわが人生の最後の10年を付き合ってくれる伴侶を探しているのだが、見通しは暗い。先日思い余って「結婚相談所」をネットで探して連絡した。全国に名が通った会社は安心が出来ると考えて資料請求。それで申し込みをし、仙台支社へ行って相談した。だが結婚相談は若い人が中心で、大半が30代から40代の男女。東北地区の60代以上の女性会員はわずかだかった。ショック

  

 次に「性格心理学」と「色彩心理学」の設問に答える。私と相性が良い女性会員は大阪に2人いる由。だが実際に会うことは無理と考えて諦めた。次の電話は「仲人業」の女性。だが、電話はもう使われてなかった。次は「安心・無料」の相談所。こちらも電話は通じなかった。そんな訳で、もうすっかり疲れ果て家に引き籠っている。電話泣き笑い

                    

 そんなこんなで意気消沈の日々だが、あらためて別の会社で結構相談をするか。それともエンディングノートに少しずつ「後始末」をメモし、息子たちがまごつかないように準備するか。コロナ自粛が当分続くこの機会に、人生最後の断捨離を考えておこうと思っている。<続く>





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Last updated  2020.09.06 06:00:58
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