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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.09.08
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テーマ:★人生論★(325)
カテゴリ:人生論
~世論とは~

 

 辞意を表明した途端に内閣の支持率が急上昇した由。先だってまでA社の世論調査による内閣支持率は確か38%ほどだったはず。それが一転60%にまで跳ね上がり、他社の調査でも58%に及んだ由。ふ~ん、そんなものか。それを知っても私は特段の感慨も浮かばなかった。なぜそうも白けているかと言えば、世論調査を端から信じてなかったからだ。

                   

 どういうことかと言うと、設問の仕方一つで数字は変わると言うこと。先ず結論があって、世論をその方に向けようとすれば、それに相応しい設問を用意すれば良いだけ。私は長い間そのことに気づいていた。それだけ日本の国民は「利益誘導」されやすいと言うか、ジャーナリズムによる潜在意識操作が蔓延してると言うか。つまり自己確立が出来てないため、一見正義ぶった意見に囚われてしまうのだろう。

  

 やれ「モリカケ」。やれ「さくらを観る会」。そして昭恵夫人が「公的存在」か「私的存在」かなどなど。TVのワイドショウや週刊誌のどぎつい目次につい騙され、いかにも自分が正義の味方であるごとく錯覚し、挙句の果ては一国の総理を「あべ」呼ばわりにする愚かしさ。そんなブログを幾つみただろうか。私はそれを見て鼻で笑っていた。他人の意見に惑わされる日本人がいかに多いことか。

                

 ところが総理が辞任を表明後、盟友トランプ氏のみならず欧米の指導者が一斉に、安倍総理に対する称賛と惜別を露わにした。国連事務総長の賛辞などはその典型だろう。そうなって初めて国内のマスコミが後追いする。安倍総理がこれまでの任期中に果たした外交実績にようやく気付く。それも世界が認めなければいつまでも嘲笑し、責任追及に血眼だったであろうに。馬鹿は死ななきゃ治らないのだ。

  

 「安倍はトランプの金魚のウンチ」。私のブログにそう書き込んだ御仁がおられた。私は以後その人のブログには行かなかった。意見は自由だが、他人のブログに書く言葉ではない。そしてもしたとえ金魚のウンチだとしても、それでどんな国益を損なう事例が発生したと言うのだろう。8年もの就任期間で国政は安定し、G7での日本の国際的な立場も強固なものとなった。そんな総理がこれまでいたかどうか。

       

 ミャンマーのアウンサンスーチーさんや、アメリカのオバマ氏はノーベル平和賞を受賞した。だがそれは絶対ではない。アウンサンスーチーさんはその後軍事政権と妥協したし、何よりも少数民族ロヒンギャを蔑視することで、彼らは難民となって隣国のバングラデシュで未だにテント生活を強いられている。そして貧しいバングラディシュでも迫害されている。

  

 一方のオバマ氏はどうか。彼がノーベル賞をもらっているうちに北朝鮮は軍事大国となって原爆を保有し、中国は南シナ海に軍事基地を建設してしまった。どちらもアメリカが停止させる機会がなかったとは言えない。それに強硬姿勢を見せたのは素人政治家で破天荒なトランプ氏。あのお騒がせ大統領が、世界覇権を目指す中国に待ったをかけ、危うい北朝鮮と必死に駆け引きを続けている。

              

 ジャーナリズムなんてそのまま信用してはいけない。彼らは「売れる記事」を書き、そのために人の樹を引く「見出し」をつけ、多くの広告収入で自社が潤えば良いだけの話。それは野党も同じ。与党を攻め、総理を攻め、いかにも自分たちが正義漢面して国会議事堂を闊歩してるだけの話。人間は誰でも自分が正義だと信じたい存在。その弱みに付けこまれるのもまた人間の弱さなのだろう。

  

 弛まぬ信念を持つことは難しい。人間は他人の意見に左右されやすい生き物だ。そしてそれを持ち続けることはさらに難しい。人間はいつか年老い、変容して行く生き物だ。「無私」や「無欲」はさらになる高み。神ならぬ人間は誤謬を保有する生き物だ。たかがブログされどブログ。たかが人生、されどわが唯一無二の人生。かくてジジイは今日も迷いつつ生き、何が物事の本質かを見極めるつもり。ぽっ<続く>





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Last updated  2020.09.08 00:00:10
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