カテゴリ:旅、温泉
~旅先で観たもの(1)~
旧満鉄本社ビル(現在は列品館のみが維持されている)の壁面に張ってあった現代中国の案内板。 旧陳列館の看板(左)と簡体字で表示された現在の建物案内。 現在の列品館の正面入口の表示。今は観光の目玉になっています。 明治期に日本政府によって「満州鉄道」が置かれたことを記す、大正時代の記念碑刻文。 南満州は日露戦争の勝利によって割譲を受けたものです。その後日清戦争の勝利によって満州全体を日本の統治下に置きました。満州鉄道は単なる鉄道会社ではなく、銀行、病院、図書館、博物館、路面電車を有し、清王朝の皇帝で満州族の愛新覚羅氏を皇帝として置かれた「満州国」のシンボルでもありました。満州総督府が置かれるまでは満州における日本のシンクタンクで、満州の発展に寄与したのです。 満州国は「五族共栄」をスローガンにして建国されました。五族とは、満州族、モンゴル族、漢族、朝鮮族、そして日本民族です。西欧列強による植民地とは異なり、日本は現地の繁栄のために資産を使い、教育、医療、産業、インフラ整備に力を注ぎました。身分制度が厳しく奴隷制が残っていた朝鮮からも多くの人が働きに来たのは、日本領では同じ日本人として同等に暮らせたためでした。 左は満鉄当時の路線図。右は当時世界一速かった「あじあ号」の雄姿です。長春と北京の間を1日4往復したと聞きました。 いずれも満州国当時の大連市内を走っていた路面電車です。現在の路面電車の車内に、掲示してあったのを私が撮影したものです。 初めての中国旅行から、早くも1年が過ぎた。わずか4日間の旅だったが、やはり実際に中国を観られたのは良かったと思う。大連と言う大都会ではあったが、それでも中国の一般的な国民の暮らしぶりや、人柄、街の様子と国の発展ぶりを感じた。10億人を超える人口と、50を超える民族を抱える多民族国家。共産主義を標榜しながら、自由主義経済とも折り合いをつけるしたたかさ。 中国に旅したこともあり、昨年は中国の動静を注視していた。アメリカのトランプ政権と熾烈な貿易関税戦争の最中でもあったし、中国共産党の中での習近平体制の動向にも注目していた。しかし多くの者が、昨年1年のうちに中国に大きな動きがあると予告していたことを知って驚いた。著名な占星術者だったり、風水師だったりだが、国を超えたそれらの人が中国に大きなことが起きると断言していた。 そんなことも中国をウオッチする要素となった。果たして中国に何が起きたか。それはまず第一に「三峡ダム」の崩壊論に代表される長雨と大水害。そして地震や大規模な土砂崩れ。蝗(イナゴ)などの害虫による農作物の大損害。そして武漢を発祥地とする「新型コロナウイルス感染症」の流行と、世界への影響。中国は必至に隠ぺいしたが、人工的なウイルスを生物兵器として研究していたことは明らかだ。 世界から初動体制の不備とWHOへの通告無視の責任を追及された中国は、予めストックしていたマスクや検査機器を各国に送る「コロナ外交」を展開して騙そうとした。だがそれらは粗悪品でさらなる怒りを買い、中国の信用は失墜した。同時に好調だった経済活動も急降下。後半には大規模な停電や食糧不足まで露呈し、国民の動揺と不安と怒りが野火のように広がった。 そして後半は中国共産党中枢部における権力争い激化の噂が高まり、それに呼応するように年末12月30日にはどうやら習近平氏が脳動脈瘤手術を受けるために入院したとの情報も伝わり出した。これだけのことを上げても、昨年の中国が異常だったことが立証される。やはりあの噂は本当だったようだ。そして今年の1月。習近平氏が実際に政治の舞台に登場した事実は確認されず、生きているのは報道の上だけだ。 習近平氏の「影武者」がいると伝えられている中国に対して、大統領選挙で「勝った」とされるアメリカのバイデン氏もあれは偽物との説が浮上している。若いころの写真と耳の形が違うとか、先日エアフォース1のタラップの階段を1段飛ばしで乗り込んだとかで、到底80歳近い老人の行動とは思えないとの評も。私も昨年の大統領選の時より、最近のバイデン氏の方が元気が良いと感じていた。声の調子もそうだし、TVの画面の表情に生気が出て来た。 最後は旅の話題から離れてしまったが、まだまだアメリカの大統領選挙にまつわる噂は尽きないようだ。これからも世界情勢から目が離せないようだ。では読者の皆様もお元気で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.03 00:00:19
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