カテゴリ:ニュース・社会の動き
~ウクライナの勇気ある人々に花を捧げる~
1匹の秋田犬がいる。名前はキーウ州「ロカリウのハチ公」と呼ばれている。彼の女主人はロシア兵にレイプされた上殺害された。ロカリウのハチ公はそれ以来1か月も女主人の帰りを待っている。ボランティアの人が引っ張って行こうとするが、動かないそうだ。仕方なく餌と水を与えている由。ご主人様の帰りを今か今かと待っている忠犬。可哀想な話だ。 2歳の一人娘の背中に、その子の名前、生年月日、連絡先の電話番号を書き込んだ母親がいる。自分が殺害された場合のためのもの。無論夫は兵士として戦っている最中。ウクライナ政府の調査によれば、激戦地マリウポリや東部一帯から65万人以上がロシアに拉致され、うち12万人が子供。筑波大学の中村教授によれば、恐らくは封印列車で極東へ運ばれたのではとのこと。「シベリア抑留」を思い出す。 <ロシアによる侵攻の翌日の大統領と夫人の言葉> ゼレンスキー大統領「敵は私を1番目、家族を2番目の標的にしている」。夫人「パニックにならない。家も潰さない。堂々と振る舞う。子どもたちが私を見ている。子どもに寄り添い夫やウクライナの人々のそばにいよう」。26日の夫人の言葉。「お願いです戦争に慣れないでください。ウクライナ戦争はあなたの玄関先の戦争なのです。平和と人道の傍にいてください。そうすればウクライナの勝利はあなたの勝利になる」。 ボケ 大統領は元喜劇俳優で、夫人は脚本家。ロシアもアメリカも、大統領は直ぐに外国へ亡命すると見ていた。だがキーウに残ると宣言し、夫人も子供たちもその傍から離れない道を選択した。大統領が各国議会で演説した原稿は、ひょっとしたら夫人が書いたのかも知れない。彼女は政府の一員として閣僚やスタッフをコーディネートする役割を果たしていると聞く。ウクライナでは女性も最前線に立っているのだ。 ウクライナの女性検事長が、キーウ近郊でロシア兵に殺害された民間人は1222名だったことと、殺害の命令者と直接手を下した兵士500名を特定した旨公表した。キエフ近郊から去ったロシア軍の戦車はベラルーシなどで給油後、ウクライナ東部に向かって16kmの車列を組んでいることが、米国の衛星で確認されている。 ハナニラ 「死の司令官」が今後の東部戦線の指揮を執るよう、プーチンが命令した。先日起きた鉄道駅舎付近のミサイル攻撃などは、間違いなくその一環だろう。ロシアの弾薬は残り少ないと伝えられている。黒海の戦艦からのミサイル攻撃もそのため。キエフ近郊から配置換えされた戦車が到着してからのここ2週間は阿鼻叫喚の激戦となろう。化学兵器の出番があるかも知れない。ウクライナも国土の防衛に必死だ。改めて大統領夫人の言葉が思い出される。 アケビの花 オーストリアの首相がロシアのプーチン大統領を訪ねるそうだ。オーストリアは永世中立国で、NATOにも加盟していない。訪問の目的はプーチン大統領に停戦を勧めることのようだ。彼はロシアのウクライナ侵攻に反対する立場。しかしこんな危険極まりない状態の中、狂暴なプーチンに対して停戦を勧める勇気があるものだ。ここは自分が行くしかないとの侠気(おとこぎ)の発露だろう。偉いものだ。 月曜日の仙台は最高気温が23度になる予報。これは外へは出られないと思って一日中家の中にいた。ただ折角の好天なので洗濯物と布団だけは干した。夕方4時過ぎの室温が26度もあった。それじゃ今のうちに風呂に入ろうと、残り湯で体を洗った。すっかり水になっていたが、何とか大丈夫。だが薄着のままいたらさすがに体が冷えて来た。夕食前、久しぶりに戦争の話をブログに書いて予約した。疲れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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