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平成20年1月に厚生労働省の医政局にて、舛添大臣他副大臣などのそうそうたるメンバーにて「安心と希望の医療確保ビジョン」という会議が開催された。
この会議は、医師不足や混合診療、病院再編や在宅医療の推進等、医療の確保に関する様々な問題に対し、将来を見据えた改革が必要であるため、平成20年4月を目途に「安心と希望の医療確保ビジョン」の策定を進めることとしている。 この”安心と希望”のキーワードを2年前に提唱していた本がある。 「よくわかる医療業界」川越満 布施泰男 共著である。 当時、「安心はわかるが、希望は医療に対していかがであろうか?筆者にとっての希望的観測であろう」との書評が書かれていたことがある。この書評に違和感を覚えブログにも意見を述べた記憶がある。 以下、「よくわかる医療業界」より抜粋 =========== はじめに 化粧品会社のレブロンの創業者であるチャールズ・レブソンは、自社のことをこう語ったそうです。「レブロンの工場では化粧品をつくっているが、店舗で売っているのは希望である」 つまり、化粧品産業は”希望産業”というわけです。この考え方は医療にも当てはまります。病院や診療所が売っているのは医療技術ではなく、”安心”と”希望”です。・・・(中略)・・・あなたが、売るのは”安心”と”希望”であることを、いつまでも忘れないでください。 =========== 抜粋終了 「病気を診て、人を診ず」との言葉があるが、生命関連に従事する職業人は常にフォーカスを人に当てていないといけないと感じる。そういう意味でこの度の厚労省の会議は内容はともかくとして、私の考えを後押ししてくれたものだ。 論文を進めるうえでも、医療現場に関わるものの端くれとしても、このような根底の考え方に立っていこうと思っています。 舛添さんもこの本を読んでいるかも? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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