テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:子育て
裏庭に咲いていた野花。 青や紫色のお花は個人的に好み。 お花屋さんの豪華な花も好きですが、こんな雑草ぽい野花は 生命力を感じて、もっと好きです。 飾った花器は、結婚した時に頂いた友人の手作りの土器です。 先日、メーガンの学校よりこんなお手紙が届きました。 普段、ボランティア活動をしている 父兄の人達に向けて送られた手紙。 日頃の感謝を込めて、特別に学校内で 朝食会を開くという趣旨のもの。 実はこれまで私はボランティア活動と言う事に関しては、 ”せっかくの自分の貴重な時間を割いてまで 無償で働くなんて、信じられない。 どうせ働くなら、何かしらの報酬がないと・・・” なんて、かなりセコイ事を思っていました(汗)。 そんな考えを持っていた私が 学校でのボランティア活動をしてみようという 気になったのは、当初、アメリカの学校にまだ不慣れの メーガンの様子が気になったから・・・です。 ”英語を上手く話せずに、寂しい思いをしてないだろうか?” ”学校でのメーガンは家でのメーガンと、どう違うんだろう?” 母親の私がちょくちょく学校に顔を出すことで、 少しは気持ちも安心するかな?!という親心から始まったボランティア。 (もしくは、態度が悪くないか、監視の意味も大きかったりして*苦笑) 昨年は、前期のアートクラスで折り紙を6週間教える事、 後期のアートクラスでグローバルアートを6週間教える事、 そして単発でクラスの行事のボランティアにも なるべく積極的に参加するようにしました。 ボランティアをしてみて分かった事は、 メーガンの学校での様子はもちろんの事、 担任の先生の性格、他の先生の雰囲気、 そしてクラスメートの様子、学校の仕組み・・・などです。 もちろん、ボランティアに顔を出す親御さんは だいたい同じ顔ぶれなので、自然と知り合いも 増えてきます。 今年に入ってからは、担任の先生のご指名で Great Leapsという、最初は何が何だか訳の分らない ボランティアをする事になり、かなり焦りました。 3時間のむっずかしい講習クラスを受け、 ますます「訳わがんねぇ~~」状態になり(苦笑)、 一旦は辞退したにも関わらず、何か知らぬ間に 引き受けることになってしまいました。 (嫌とは言えないニッポンジン) 実際には、講習ほど複雑難解なものではなく (私にでも出来る)ごくごく簡単なものでしたが。 読みの遅い子のためのプログラムのお手伝いをするものです。 毎週月曜日の午前中に1時間ほど、出ています。 さて・・・ 当日は、学校の目の前に大きなケータリングの トラックが停まっていたので、 そんなに大袈裟な会?! なんて思いながら行ってみると。。。 講堂内いっぱいにテーブル席が用意されてて、 高学年の生徒さんがホスト&ホステス役を勤めていました。 フロリダらしい飾り付けがなされ、 テーブルには金魚がいたり、ビーチボウル、 バケツなどなど、夏らしい感じです。 まだ人がたくさん集まる前にちょっとテーブル席を撮ってみました。 最終的には、100人近い父兄で賑わっていました。 座る席がないくらいでしたよ。 はじめは”アメリカのブレックファストなんて、 きっとコーヒーとドーナツが並んでるだけでしょ” なんて、タカをくくっていたけど まぁそれなりに食事っぽいメニューが並んでいました。 コーヒー、オレンジジュース、リンゴジュース。 もちろん、マフィンはお約束!(笑) ベーグルやフルーツサラダ、ブレッド・プディング、 ほうれん草のキッシュ・パイ、 アーティチョークのキャセロールなどのしょっぱい系も。 そしてグリッツ(乾燥した、とうもろこしの粒を お粥状にしたアメリカ南部特有のメニュー。 マクロビオティックの食事に近いモノがあるかも) も揃っていました。 比較的、食べ易いチーズグリッツの隣に並んでいるのは、 プレーンなグリッツです(写真では一見、そのようには見えませんが) 圧倒的に母親の姿が多い中で、 意外にも父親の姿も多かったのです。 いつも思うんですが、アメリカは父親が学校の行事や ボランティアに積極的に参加するケースが多いですね。 自宅でお仕事をされている人が多いから、でしょうか?! 日本ではなかなか見かけない光景だと思います。 コーラス部の生徒の歌のプレゼントもありました。 何曲か披露してくれましたが、最後の一曲は ”ボランティアに感謝します”というような内容の歌でした(笑)。 今は特に不況のため、学校でもどうやって教師の経費を 削減するか?!が課題だと思います。 最近、聞いたところによると 私達のエリアの郡では、今後 公立の中学、高校の教師の経費削減のため、 日に45分間、授業時間が短縮される事になるそうです。 マグネットの学校はこれに値しませんが、 一日に45分はけっこう大きいのでは?!と思います。 そうかと思えば、夏休みの期間が毎年、 少しずつ短くなってきているようで、 今年は6月5日まで学校があり、 新学期は8月の中頃には始まります。 3ヶ月間もない、と言う事になりますね。 何はともあれ、学校側にとっては ボランティアの協力で、少しでも教師の手間ひまが軽減すれば それはそれで助かる・・・という事もあるのでしょう。 この日、メーガンが学校から私宛てに こんなものを持って帰って来ました。 ボランティア活動をしている、全ての親に送られた感謝状。 別に、人に見てもらいたくて・・・とか、 褒めてもらいたくて・・・という理由で 皆、ボランティアをしている訳では決してないけれど、 それでも、こうしてその行動を労ってもらえるのは 嬉しい事。 私も大人になってから、賞状をもらう事ってなかったので、 このようなモノでも単純に嬉しかったりする(笑)。 子供がお世話になっている学校、先生方に 少しでも恩返しが出来ていれば・・・と 本当に心からそう思います。 特に私達は今学期で この学校ともサヨナラをしなくちゃいけないので、 なおさら、です。 本当にメーガンも私もここの学校が大好きで、 満足していたし、何の不満もありませんでした。 楽しい思い出をどうもありがとう!って心境です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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