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テーマ:MBA取得(112)
カテゴリ:損害保険・生命保険
保険にとってデータ収取、分析、活用は切っても切り離せない。 私は損害保険会社の保険金支払部門に所属しているが、データの収集、分析、活用は不可欠と感じることが多々あります。 一例をご紹介します。 保険商品は、あらかじめ設定された保険料と支払保険金がイコールにならないといけない、これをNO LOSS、 NO GAINの原則と言います。 意外に思われるかもしれませんが、保険会社は保険料をいくらでも引き上げて儲けることはできないのです。 事故発生率や消費税の改定、原材料の高騰など支払保険金に影響を及ぼす外部環境を鑑み、上記原則を満たすためには、データの有効活用が欠かせない。 この場合のデータとは、上述の事故発生率、平均支払い単価、外部環境の変化、契約総数、支払いトレンドなどなどです。 事故が発生して、いくらの保険金を支払うかはすぐに決定できる場合もあれば、裁判・調停にでもなってしまうと算定額の決定には数か月、最悪の場合は1年以上要する場合がでてきます。支払額の見込みはたてられますが、確定額を決めるには示談をしないといけませんので、その解決に長期時間を要することがあるということです。 そういった場合には、”未払い保険金:Claims Outstanding”を計上する必要があります。 保険会社ならではの概念ですね。未来に払う保険金を損失(負債)計上しておくイメージです。 これらは、事故の責任割合や、過去の支払い歴、傷病名ごとの平均治癒日数などのデータを活用して算出することになります。 保険にかかわらず、あらゆる産業においてデータ活用(Data Mining Process)を体系的に学ぶことは非常に有意義です。 データを使いこなすことで、効率的に組織運営(オペレーションマネジメント)をKAIZENしていく方法を学ぶことができます。 とは言えわたしは恥ずかしながら、会社のデスク周りは5S(Wikipedia:5S整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)が完璧にできていないので、まずはそこの改善を最初のステップとしたい。 英語でkaizen!トヨタ生産方式第2版 [ 成沢俊子 ] ★プロフィール:MBA損保マン★ 損害保険会社に勤務しながら、2017年4月からMBAホルダーへの仲間入りを目指して、勉強を継続しています。 昼はサラリーマン、夜は大学生「MBA取得中の損保マンのブログ」がタイトルとしては、 正確かもしれません…。 ★専門分野&興味のある分野★ 交通事故が専門分野ですが、MBA知っトク情報を中心に1日1投稿を目指していきます。 他に、初心者視点で株式投資について調べたこと、3歳娘の子育て情報、北海道・沖縄情報も不定期連載します。 ★楽天とAmazonの比較疲れを発症、楽天一本化(ミニマリスト的発想)を決意★ どうぞよろしくお願い致します。 ★なぜMBAを始めたのか、なぜブログを始めたのか、なぜ楽天ブログなのか:★ MBA×ブログ×楽天が最高 をご覧ください。 ★趣味: ①:沖縄への家族旅行(年に1回欠かさない★ ②:北海道(現住所)の観光地・グルメスポット巡り★ ★にほんブログ村に参加しています★ にほんブログ村 ★楽天ブックス:MBAのテキスト、ビジネス本は楽天で購入①安い②早い③ポイントたまる★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.08.04 10:12:47
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