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カテゴリ:金融・投資・フィンテック
国際化、グローバル化が叫ばれるこの時代、 ファイナンスを広く知っておくことは今後の仕事に役立つはず! そういう発想で、ファイナンス初心者の私が色々調べている中でLIBORに出合いました。 LIBORをまとめたところ思いのほか、盛りだくさんになってしまい、分割連載にします。 日本人にとって聞きなれず、理解しにくいところも多いですが、 多読の一種と考えて、興味のある方もない方もご一読いただけますと幸いです。 私の勤め先もそうですが多国籍企業(MNEs)の持続的成長について考えるためには、 企業周辺の国際環境の変化を敏感に知覚することが非常に重要です。 トップマネジメントだけでなく、私も含めたマネージャーは、このグローバル化と統合性の高いこの環境に対処して企業に貢献するために、国際財務管理を学ぶことが不可欠です。 そして、予備的なステップとして、国際通貨制度とグローバル化に伴うリスクを完全に理解する必要があります。 上記の目的を達成するために、「LIBOR」に関して整理します。 はじめに、LIBORとは?、 1.overview、 2.スキャンダル発生の原因、 3.再発防止策、 4.将来の見通しの観点から要約していきます。 まず、LIBORとは? LIBOR (ライボー、London Interbank Offered Rate) とは、ロンドンにおいてインターバンク取引で資金の出し手から提示される金利のことで、ロンドン銀行間取引金利とも呼ばれる。ユーロ債の発行に使われた 欧米当局の猛攻 2011年7月、フィナンシャル・タイムズは「LIBOR、TIBORの不正操作疑惑に関してアメリカ、イギリス、欧州(EU)、日本の金融規制当局が捜査に着手した」と報じた。 2012年2月3日、スイスの連邦競争委員会(日本における公正取引委員会に相当)が不正操作疑惑の捜査のため、日米欧の金融大手12行の調査を開始[5]。4月、LIBORはイングランド銀行の監督を受けるようになった[6]。8月、英国政府が10の改革案を示した[7]。 2013年10月29日、ラボバンクがLIBORをふくむ国際的な指標金利の不正操作に関わったとして、オランダ当局は同行へ7億7400万ユーロの制裁金を課した[8][9]。 12月4日、欧州委員会は同様の不正操作について、複数のメガバンクがカルテルを実施したとして合計で約17億1千万ユーロの制裁金を科した。制裁の対象は、ドイツ銀行、ソシエテ・ジェネラル、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、JPモルガン、シティバンク、UBSである。バークレイズとUBSは内部告発を評価されて制裁を免除された。不正操作に関する調査はHSBCにも及んだ[10]。出典:Wikipedia LIBOR もうお腹いっぱいという人もいるかもしれませんが次に、続きます。 木は見ずに森をみることが重要です。 1. LIBORでは何が起こったのか? LIBOR談合は、LIBOR(London Interbank Offered Rate)に関連する一連の詐欺行為であり、その結果として起こった調査と反応を指します。 LIBORは、世界の主要銀行が金利を提示して算出した平均金利を採用するシステムです。 世界金融市場に多大な影響を与えたこのスキャンダルは、金融取引の便益を得るために銀行が恣意的に資金を膨らませて収縮させ、信頼性が高いという印象を与えました。 2012年、バークレイズ銀行による一連の犯罪訴訟で、金利提出に関連した加盟銀行による重大な詐欺と結託が明らかになり、スキャンダルとなりました。 2. LIBOR談合の動機は何?? LIBORの任意操作のために、デリバティブトレーダーとブローカーは、自分の腹を肥やすことができました。 LIBORは米国のデリバティブ市場で使用されているため、LIBORを操作しようとする試みは、米国のデリバティブ市場を操作しようとする試みとして言い換えられます。 住宅ローン、学生ローン、金融デリバティブおよびその他の金融商品は、しばしば基本料金としてLIBORに基づいています。 したがって、これらの金利を計算するために使用される提出物の任意の操作/インセンティブは、世界中の消費者および金融市場に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。 3.LIBOR談合のためにペナルティを受けた者は誰ですか? (1)個人刑:トム・ヘイズ。 2015年8月3日、クック判事は懲役14年の判決を言い渡しました。 陪審員は9週間の審議の後、全面的な有罪判決を受け、ヘイズ氏は彼自身の取引の収益性を高めるためにベンチマークを行う世界的計画の首謀者としてみなされていた。 当時35歳だったヘイズ氏は、彼が告発した8回の計数のそれぞれで10年に直面した。 彼はすべての点で有罪判決を受けました。 「LIBOR談合」に関与していた他のトレーダーやブローカーは、契約が解雇または中断のペナルティを受けました。 トムヘイズだけが重い罰を受けたとも言えますし、首謀者だから当然とも言えますね。 (2)企業罰:マンハッタンの連邦裁判所に提出された文書によれば、主要3銀行は暫定合意に達し、ドイツ銀行は80百万ドル、シティは3340万ドル、HSBCは1850万ドルを支払うことに同意しています。 シティグループ、ドイツ銀行、HSBCホールディングスの各社は、融資基準を策定した訴訟を解決するために合計約1億3200万ドルを支払うことに合意した。 裁判所の承認を待っている提案された和解には、不正行為の許可は含まれていないようです。 つづく ★プロフィール:MBA損保マン★ 損害保険会社に勤務しながら、2017年4月からMBAホルダーへの仲間入りを目指して、勉強を継続しています。 昼はサラリーマン、夜は大学生「MBA取得中の損保マンのブログ」がタイトルとしては、 正確かもしれません…。 ★専門分野&興味のある分野★ 交通事故が専門分野ですが、MBA知っトク情報を中心に1日1投稿を目指していきます。 他に、初心者視点で株式投資について調べたこと、3歳娘の子育て情報、北海道・沖縄情報も不定期連載します。 ★楽天とAmazonの比較疲れを発症、楽天一本化(ミニマリスト的発想)を決意★ どうぞよろしくお願い致します。 ★なぜMBAを始めたのか、なぜブログを始めたのか、なぜ楽天ブログなのか:★ MBA×ブログ×楽天が最高 をご覧ください。 ★趣味: ①:沖縄への家族旅行(年に1回欠かさない★ ②:北海道(現住所)の観光地・グルメスポット巡り★ ★にほんブログ村に参加しています★ にほんブログ村 ★楽天ブックス:MBAのテキスト、ビジネス本は楽天で購入①安い②早い③ポイントたまる★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.10.15 06:10:07
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