W163 ML55
1日ぶりの更新です。昨日はネット環境がなくて更新できず・・ さて、今日は私の昨年6月まで乗っていた愛車についてです。フェアレディZとはまったく毛色の違う車です^^; メルセデスベンツ ML55です。近年ポルシェカイエンやレンジローバースーパーチャージャー、BMW X5 などなど高級SUVでハイパワーな車種がたくさんあります。この初代MLクラスのAMGモデルであるML55はメルセデスベンツが北米市場への投入のために初めて送り出した本格SUVモデルのハイエンドモデルとして2000年に鳴り物入りで登場しました。 北米ではBMW X5が4.4リッターV8を搭載したパワフルなエンジンでSAVと称して販売が好調であった時期で、ベンツとしてもMLにハイパワーエンジンを搭載する必要があったので急遽投入されたのです。 もともと初期のMLは非常にコストを意識して生産された車で、とても高級SUVとしてはインテリア、動力性能ともに十分なクヲリティを持ち合わせていなかったのですが、一気に巻き返しを図るべく差別化して登場しました。エンジンは5.5リッターV8 SOHCのAMGエンジンを搭載し、最高馬力347PS/5,500 rpm 最大トルク 52kg/2,800 rpmのエンジンを搭載、0-100キロ6.9秒と当時のSUVとしては相当高性能な車でした。 まあ、ベースがリーズナブルな価格設定だったため、日本での価格も930万円とAMGモデルとしてはリーズナブルな値段でした。アメリカでは大ヒット作として成功を収めましたが、日本ではあまり好調な販売だったとはいえません。さすがにE,Sクラスと比較すると車のつくりが貧弱な印象がぬぐえませんでしたので・・ そんなマイナー車を私はあえて選択して愛車にしていました。少ないがゆえに、街中ではあまりすれ違うこともありませんでした。当時のインプレッションではじゃじゃ馬的な車で、とてもスピードは出るものの、シャーシが付いてきていない(初代MLはラダーフレーム構造)と評されています。ですから決してAMGモデルとしてはやや、異端児的な車でした。 285/50/18というびっくりするようなファットなタイヤが装着され、アクセルを踏み込むと2.2トンの巨大なボディがグングンと加速していきます。まさにその感覚は暴力的な加速でした。不出来な子供ほど可愛いとよく言いますが、まさにそんな感じの車でした。3年間で80000キロを走行、本当に私の通勤の足、レジャーへのエクスプレスとして活躍してくれました^^。ML55のインテリア。ブラックウォールナットパネルやホワイトメーター、バッファロー革シートでグレードアップされた室内です。オーバーフェンダーを標準で装着、ファットなタイヤを収めています。ボンネットのバルジもAMG専用です。2000年モデルまではインポーターとしてAMG JAPANという会社があったためそのステッカが貼られています。最近のAMGモデルにはこのステッカーはありません。もし良かったらクリックしてくださいね