テーマ:鉄道(22186)
カテゴリ:中年鉄チャンの鉄道ニュース
「ムーミン」のニックネームで鉄道マニアに親しまれ、地方鉄道以外では国内で最古の電気機関車「EF55」が来年1月に完全に引退する、と所属するJR東日本高崎支社が発表しました。JRでは12月「さよなら列車」として上越、信越の両線を走り有終の美を飾ります。
「EF55」は世界的な鉄道車両の流線型ブームのなか昭和11年に3両製造されのですが当時の日本の鉄道では流線型デザインによるスピードアップの効果は期待ほど現れず、かえって研修の手間がかかるとの問題点が指摘され3両以上は製造されませんでした。と、いうのは、EF55は片運転台のため方向転換にターンテーブルが必要という電気機関車らしくない点が災いして昭和39年に一旦廃車になりました。 53年に準鉄道記念物に指定され高崎第2機関区に保存されていましたが、リバイバルブームに乗って61年に車籍を復活して動ける状態に復元し「軌跡の復活」をとげ臨時列車などに運用されていましたが部品調達が難しくなってきたので、今回本当に引退することになりました。 「ムーミン」というニックネームがついたのは運転台のある先頭部がアニメ「ムーミン」の主人公ムーミンの顔に似ていることから鉄道マニアに親しみをこめて名づけられたものです。 途中車籍が途切れた時期があったとはいえ、誕生から70年を超えるベテラン電気機関車の引退はさびしいものです。EF55にはご苦労様という言葉を送りたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.23 11:16:19
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