デヴィッドと市民達。
David & The Citizens。このバンドも、名前を昔から知っていたのですが、なかなか聴く機会のなかったバンドでした。が、先日ディスクユニオンで安価で売られていた、日本デビュー盤を手にすることができました。このセルフタイトル「David & The Citizens」は、これまでのEPとシングルのB-sideを中心にした編集盤なので、私がこれだけを聴いて、彼らの本当の良さを伝えることはできないかもしれませんが、よろしければお付き合い下さい。メンバーは以下David Fridlund - Vocals, electric guitarConny Fridh - Bass, backing vocalsMagnus Bjerkert - Trumpet, organ, piano, guitarJohn Bjerkert - Drums, backing vocals ※この編集盤(2005年リリース)では、Alexander Madsen(Electric guitar)とMikael Carlsson(Drums,backing vocals)がいましたが、メンバーチェンジをしたようです。オフィのフォトも、5人ではなく4人のものになっていました。David & The Citizensはスウェーデンのバンドです。1999年、VoのDavidが、以前組んでいたバンドから離れ、ストックホルムからマルメに移り、メンバーと出会ったことで結成されました。2001年にデビュー。インディーシーンの注目を集めるようになり、ロスキルド・フェスなどのヨーロッパの有名フェスに出演、スウェーデンのグラミー賞ノミネートなど、一気にその知名度を上げました。最近、新譜が出ました。まだチェックしていないので、CD屋に走らなくては。で、この編集盤「S/T」ですが、B-sideとはとうてい思えないほどの粒ぞろいの楽曲だらけです。しかし、通して聴くと、David & The Citizensとは不思議なバンドだなあと思わされました。1曲目はラテンのムードさえ感じさせるナンバーなのですが、かと思えば、感情むき出しの荒いギターが炸裂するものもあったり(Sonic Youthみたいな)、北欧特有の透明感あるナンバーが出てきたり。ドリーミーかつサイケなポップナンバーもあり。また、私の好きな、オルガンの音色が、随所でいい味出しています。根底に流れているのは、やっぱり北欧のギターポップなのでしょうが。それが、親しみやすいメロディを生み出している源だと思いました。オフィシャル なぜかAudioが聴けません(汗マイスペもっともっと聴いてみたい。そう思わされるバンドがまたひとつ増えてしまいました。嬉しい悲鳴です。