私の好きだった彼らが帰ってきたよ
Franz Ferdinandの約6年半ぶりの新譜「The Human Fear」が出ましたよ。白状しますと、「Right Thoughts, Right Words, Wrong Order」で「ん?」と疑問を感じてしまった私は、次の「Always Ascending」を買わず、もうFranzはいいかな…と思っていたところでした。しかし昨年に新譜が出るニュースを聴き、「Audacious」のPVを見たらその思いが雲散霧消。私の好きなFranzが戻ってきた…!と勝手に解釈して喜び、今回のリリースを心待ちにしていたのです。初回特典のアクスタと、サイン入りのシートがついてたタワレコ予約盤を買いました。アクスタで「フランツ、これが○○だよ」ごっこがしたかったので(笑)、めっちゃ嬉しい。コンポの上に飾ってあります。ダンサブルで、毒っ気があって、華があって、セクシーで、アーティスティックで、そして徹頭徹尾ポップで…ああもう、私の好きだったFranzしか詰まってない!知らないうちに5人になってるし、悲しいことにNickもPaulもいないけれど、Franzの音であることには何の変わりもありません。どの曲もそれぞれの粒が際立っていて、どれひとつとして同じ系統でないところもいい。そしてFranz最大の魅力・中毒性が全開です。本当に、何度でも聴けるしいつの間にか聴いてる。これがFranzでなくて何だというのか。Audaciousの歌詞が何だかとても心に響いて、歌詞を知らずにPVだけ見ていたときの印象とまったく変わりました。There's no one to save us, So just carry onとか、No there’s just us to save us, Forget any favours, We should just get on, Get on with itとか、まさか彼らの歌で力づけられるていうことがあるとは思いませんでした。このメッセージはすごく刺さる。年齢重ねたら余計に。個人的にはDoctorが大好きです。単にDoctorの連呼がすごく楽しいからなんですが。あとはBar Lonelyのすごくメロドラマティックなピアノとやたらノリのいいコーラスが好きです。Golden Gaiとか言うから何なのと思ったら、ゴールデン街にある実在のバーのことなんですね。これはもし来日公演があったら必須の曲でしょう!