2016/12/01(木)07:50
年金は百年安心
「年金法案が、与党は財源確保法案、野党は年金削減法案だと言う」
「どうなんですか」
「若者の給料が減ると、その時の年金も減らすというもので、野党の試算では10年目には5%も減るという」
「へえ」
「それで与党の方はでたらめだといい、アベ君は百年安心を訴えていた」
「そうですねえ」
「根拠は、今年の完全失業率の減少、給与全体の上昇と、アベノミクスが成功していること」
「はあ」
「まあ、素人でも分かるが、パートや派遣で働きやすくしたので、失業率は減る。それで全体の給料も増えるが、一人当たりの給料で計算すると減っている」
「なるほど」
「だからデパートなどでも売り上げが落ちたままだし、買い物などで景気回復は感じられない」
「そうですねえ」
「銀座の三越なんか、2フロアーが免税店になっちゃったしねえ」
「日本人には期待できないんですね」
「さて、それで厚生労働省が資産を発表した」
「どうなりました」
「野党の計算が全くのでっちあげで、5%ではなく、3%しか減らないという」
「ああ、じゃあ安心ですね」
「ううん……老後も安心できないなあ」
「大家さん、仕事を引退して、65歳までは年金が入りません。今のアベ政権が続けば、大屋さんが65歳になる時には、年金は70歳からに変更されているはずですね」
「結局生涯もらえないかも知れないな」