すっぱいまん
先日、スピッツの20周年記念ライヴに行った。うめぼし食べたいと歌う草野マサムネを見た。さて、スピッツの「うめぼし」という歌だが、この歌何かおかしい。うめぼしの歌詞(うたまっぷ)とくに冒頭の部分が気になる。「うめぼしたべたい」を2回連呼したあとに、「僕は今すぐ君に会いたい」と続くところ。これを初めて聞いたのは中学校のころ。当時から、つねづね思っていた。なんでうめぼし食べたいと君に会いたくなるんだろう?最近、年を取ったせいか、ひとつの答えが見えてきた。この「うめぼし」は何かということが。草野マサムネは、うめぼしたべたいを「2回言っている」。これが重要なポイントだ。世の中に2つでペアになっているものはたくさんある。例えば、男と女、善と悪、陰と陽・・・しかしこれらは、対になっていても、前者と後者は違うもの。同じ形をしているものではない。いっぽう、足、手、目、耳、鼻の穴・・・こちらは同じ形でペアになっている。お気づきだろうか。そう、人間の身体は、「同じ形のペア」がたくさん集まっているのだ。このことを踏まえて先ほどのうめぼしたべたいを「2回言っている」という事実をもう一度考えてみる。うめぼし、うめぼし、君に会いたい・・・これはメタファ(隠喩)だ。君に付属するうめぼしを食べたいということなのだ。「君」に2つついていて、うめぼし的なもの・・・・それは・・・「乳首」である。草野マサムネ、この男、ドエロである。