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テーマ:ギター大好き(88)
カテゴリ:ギター・音楽
ラウロ作曲「ベネズエラワルツ第三番」別名「ナターリア」ともいうらしい。
昔一度だけ発表会で弾いたが、自分には手ごわくてとてもレパートリーとは言えないが好きな曲。この3番をはじめて知ったのは、高校1年のとき「ギターをひこう」で渡辺範彦さんが番組のミニコンサートで演奏したときだと思う。 学生時代には身近にこの曲をやる人がいなかったので関心もなかったのが、社会人になって新潟の教室で習い始めてからふっと弾きたくなった気がする。 私の身近かにはどういうわけか今でもこの名曲を弾く人がいないが、手頃な長さで腕前をアピールするには恰好な作品。右手は親指がひっきりなしに動くし、左手もポジション移動が多くてかなり忙しい、その分音楽を楽しみながらテクニックを養うにはもってこいかも。 最近気になっているフレスコバルディの「アリアと変奏」がバロック音楽で全体にゆったりした曲なので、それと並行して練習するのにいいかな。 以前に作った「寄せ集め名演集」カセットを車で新潟へ出かける時に聴く。要するにひとつの曲を、自分がもっているCDやカセットやレンタルで借りたものも含めて1本のカセットにダビングして聴き比べをしている。「アルハンブラの思い出」など、ジョンや荘村さんの演奏が結構いろいろあって、同じ演奏者でも録音した年代や楽器の違い?によってテンポや微妙な違いがあって実に面白い。 この「ベネズエラワルツ第3番」については 1.マエストロの演奏:セゴビア・ジョンウィリアムスが3種類(17歳のモノラル録音、20~30代の録音?・40代の録音)・ペペロメロ。 ※17歳のジョンの演奏が録音は古いのにとても音がいい。ギターのプリンスと言われた頃のジョンのパワーとテクニックを存分に披露した切れ味抜群の演奏もいいし、『スピリット・オブ・ギター』で聴かせる王者の風格漂う演奏も魅力。 2.その他外国人:ナクソスの二枚(ホルツマンとガルシア)・カストロバルビ。 ※ホルツマンのCDは1000円でまるごとラウロの曲が聴ける手頃な1枚。 3.日本人:菊池真知子・村治佳織・福田進一・木村大。 ※菊地真知子さんはかなり昔の録音だが、なかなか聴き応えのある演奏。若い村治さんの瑞々しい中にも力強さのある演奏もいい。師匠の福田さん、めっちゃ速いでー!これは過激だ。 あとテレビに出演したファンホドミンゲスのはちゃめちゃな演奏もあったはず。とにかく名曲はいろんな個性の違う演奏が楽しめるのがいい。 忘れられないのが知人から聴かせてもらった故渡辺範彦氏のライブ録音。1989年11月に新潟の「ギターの夕べ」という催しでゲスト出演した時の貴重な録音である。セゴビアやジョン・ウィリアムスとはまた違った、しかし勝るとも劣らない輝きと自由な遊び心をもった名演奏だと私は思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/02 11:19:21 AM
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