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時は1915年。
映画の撮影中に橋から落下し大怪我を負い、 病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは 追い討ちをかけるように、私生活でも恋人を主演俳優に奪われ、 自暴自棄になっていた。 そこに現れたのが、オレンジの木から落ち、腕を骨折して入院していた 5歳の移民の少女アレクサンドリアだった。 ロイは動けない自分に代わって、自殺する為の痛み止め(モルヒネ)を 薬剤室から盗んでこさせるべく、彼女を利用することを計画する。 アレクサンドリアの気を引くため、ロイが思いつきで語り始めた冒険物語、 それは6人の勇者が世界を駆け巡り、悪に立ち向かう「愛と復讐の叙事詩」だった… 。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ * 構想26年、監督自らが「本当に作りたかった作品」と語る。 前作「ザ・セル」では凝りに凝った脳内世界映像で万人を驚嘆させた インド出身の名手ターセムだが、今回はCGによる特殊効果をほぼ封印。 実に4年の歳月をかけてインド、フィジー、バリなど、 世界遺産13ヶ所、24カ国以上の絶景にロケーションを敢行し、 コツコツと自らの資金繰りで作品を完成させた。 CGやセット撮影では決して生み出せないナマの映像の説得力、 大手スタジオでは成し得ない最小単位の心の物語は、 まさに手作りの工芸品のごとき独自の輝きを持って我々に迫ってくる。 加えて、石岡瑛子氏のデザインした色鮮やかな衣装も強烈な印象で物語りに引き込んでいく。 。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ * やがて、作り話は独り歩きし、嘘は真実となり絶望は希望に変わる。 青年と少女も作り話を通して再生していく… 。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ * オープニングとラスト・シークエンスは、 ベートーヴェンの「交響曲第7番第2楽章」が流れ、 エンディングは「ニューシネマパラダイス」のような映画内映画に。 ここに込めた意図を、ターセムはこう説明する。 「解釈を観る人の自由に任せる形をとったんだ。あなたもロイの姿を観ましたか?」と。 。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ * この映画を銀座のシネスイッチで2度観ました。 DVDが出たら絶対欲しい作品です。 10日(金)までしか上映していないらしいのですが、 出来ることなら時間を作って劇場でもう一度見納めしたいです!! おお~ッ『映画』を観た!! という満足感を久しぶりに得られた映画でした。 全体の映画の構成が好きです。 子役カティンカちゃんの伸び伸びとした自然な演技が 観ている私たちをロイの作り話に素直に引き込んでくれる そしてアレクサンドリアと共に6人の勇者に惹かれ、戦い、涙する… CGを使わない映画って、こんなに美しくリアル!! というのも感動でした。 例えば… 蛍光ランプの影と映し出す色 VS 白熱灯の影と映し出す色 壁紙の陰影 VS 漆喰の陰影 絹のカーテンを通す光と動き VS ポリエステルのカーテンを通す光と動き みたいな… 映像が!衣装が!大自然が!建築物が!アイテムのレイアウトが!音響が!カラーが… 素晴らしく隅々まで神経を研ぎ澄まし味わうような映画でした オススメです 「落下の王国」オフィシャルサイト http://www.rakka-movie.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.08 17:09:06
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